エーリッヒ・フロム
Aha度:1.0
エーリッヒ・フロムは、1900年3月23日生まれだそうです(1980年没)。フロムは、ユダヤ系ドイツ人の社会心理学、精神分析、哲学の研究者で、「自由からの逃走」(1941年)を書いたことで有名。「愛するということ」(1956)は、フロイトの著作に添うものでありましたが、フロムは最終的には、フロイトから離れ、人間の本能が持つ普遍性について独自の理論を打ち立てました。
今更、古臭いと思われましょうが、自由を追求すると孤独に陥る、孤独を恐れると「宗教」や「全体主義」などに妥協する。真に自由であるためには「訓練」が必要なのだ-というテーマは現代にも生きています。
アマゾン・ドット・コムで、この二つの著作のカスタマー・レビューを読むだけでも、興味深いものがあります(反対意見もある)。
例えば、「自由からの逃走」には、
この研究がその後の権威主義的なパーソナリティやそれに基づいた政治あるいは社会体制の分析ツールの原点となったことは否定できない。本来、自由を求めてやまない人間の心理に潜む、自由から逃走したいという矛盾した願望…それをえぐり出し、衆人の前にさらけ出し、一般に広めたという点でこの本の功績は巨大である。
「愛するということ」には、
「愛は技術である」と言い切る著者は、現代において一般に言われているところの「愛」なるものの多くが、実際にはケモノの次元の欲望であり、多くの人々が「愛」について語り「愛」を題材にした歌や映画などが無数に作られていながらも、人々は「いかに愛されるかと言う事については熱心であるが、自らを成熟させ愛する能力を身に付けていこうとする事こそが幸福へ至る道であると気付いた人は極めて稀であると指摘する。
などの意見が寄せられています。
3月23日生まれの著名人では、黒澤明(映画監督、1910~1998年)もいらっしゃいました。
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