過ぎたるは、、、

Aha度:1.0

今日のニュースの見出しは、「Better labels urged for sports creams(スポーツ用鎮痛薬には(注意喚起のため)ラベルの改善が必要」というものです。

 

17歳の高校生Arielle Newmanさんは、クロスカントリーの優秀な選手でしたが、今年43日亡くなりました。その検死結果が先週出て、彼女はサリチル酸メチルの過剰摂取で死亡したと発表されました。サリチル酸メチルは、筋肉痛を和らげるスポーツクリームに含まれる抗炎症剤の一つで、サロメチール、サロンパスなどにも含まれています。

 

彼女は、米国ではポピュラーなBenGayJohnson & Johnson社)、Icy HotChatterm社)と不明の第3の薬品大量に使用していたそうです。専門家たちは、消炎鎮痛シップ薬の使い過ぎによる事故死のケースは初めてだと口をそろえています。

 

使用上の注意には「してはいけないこと」をいろいろ書いてありますが、ほとんどの人は注意書きをほとんど読まないわけです(自分を含めて)。

 

使用上の注意を守らないと危険になるのは、サリチル酸メチルに限ったことでないのは勿論です。例えば、米国で最も使用されている頭痛薬のタイレノールの主成分アセトミノフェンは、規定の10倍以上の5g以上の服用で何らかの肝障害を来たし、15g以上では劇症肝炎を起こすとされています。

 

何事も「過ぎたるは及ばざるが如し」です。

Newman

| | コメント (0) | トラックバック (2)

肝臓ガンに効く薬!

Aha度:1.0

今日のニュースの見出しは、「Study: Liver cancer breakthrough found(研究:肝臓ガンに飛躍的な打開策が見つかる)」というものです。薬の宣伝をするつもりはないのですが、この記事(シカゴAP電)によると、腎臓ガンの薬品として販売されているNexavar(ブランド名)が肝臓ガンでも良い成績を上げたそうです(月曜日に「米国臨床腫瘍学会の年次総会」で発表)。

 

研究は20053月に開始され、この2月に終了しました。602人の進行した肝臓ガンの患者に「sorafenib」という薬とダミー薬が与えられました。結果、sorafenibの患者は平均10.7ヶ月の生存に対しダミーは8ヶ月の生存でした。そんなわずかな違いと言ってはいけないそうです。なにしろ肝臓ガンと宣告されると、余命は約1年という場合が多いという恐ろしいガンだからです。

 

専門家たちも口をそろえて「驚くほどの良い結果である」(Dr. Josep Liovet)と言っています。米国では年間19,000人が肝臓ガンと診断され、化学療法が余り効かず、手術するには発見が遅いことが多いのです。それでも米国はましで、B型肝炎ワクチンが普及していますが、中国などワクチンが普及していない国では患者発生率がずっと高いそうです。

 

sorafenib」はガンを治すのではなく、ガンに血液を送らなくさせて兵糧攻めにする薬です。従って、ガンがなくなるわけではなくそれ以上進行しないということです。この記事には、sorafenibのおかげでガンが見つかってから9ヶ月になるThrockmortonさん(73歳)の例が記述されています。医者に身辺整理を進められると同時にsorafenibも与えられたThrockmortonさんは現在でも生存しているだけではなく、週に63キロのウォーキングもするほど元気だということです。

 

 

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

肺に穴を開ける?

Aha度:1.0

今日のニュースの見出しは、「Research to ease breath-robbing disease(呼吸疾患を緩和する研究)」とちょっと固い感じです(ワシントンAP)が、「肺に穴を開ける緩和法(治療とまでは呼べない)」と刺激的なリード文が付いています。

 

肺に悪い空気が溜まってしまう病気で呼吸困難となる患者が多数、この方法を「肺に穴を開ける」という方法を進んで試しているというのです。つまり、深呼吸ができないほど膨らんだ肺に漏れを意図的に作る、しかも、開胸手術なしで行なうという考え方です。

 

これは「airway bypass」と呼ばれる方法で、まだまだ試験的な段階ですが、効果は認められているそうです。COPD(慢性閉塞性肺疾患)は、以前は肺気腫及び慢性気管支炎と呼ばれた病気ですが、人々はそれと気付かないことが多く、単に体調不良とか年のせいにするそうです。

 

健康な肺は風船のように膨らんだり縮んだりして、酸素を吸収し、二酸化炭素を排出します。気管支は逆さにした樹木のように枝分かれして、先へ行くほど細くなります。これらの気管支の間には、弾力性のある袋があって、空気を含んで膨れ、排出して縮む動作を繰り返します。

 

COPDはこの弾力性を破壊するわけです。弾力性を失った袋には悪い空気が溜まって、出て行かなくなります。患者は深呼吸ができなくなります。そこで、悪くなった袋部分を切り取る手術が行なわれることになりますが、どこを切り取るべきかを見つけるのが難しく、しかも患者はその手術に耐えられないことが多いということです。

 

ここで「airway bypass」が登場し、小さい針を気管支に入れて、詰まった部分に穴を開け、悪い空気を外へ出すのです(針には血管を避けるようにセンサーが付く)。パイロット試験では28人の患者が治療を受け(米国外)、呼吸が楽になった例が報告されているそうです。従って、米国でもBroncus Technologies社が中心となり、治験を行なうことになりました。目標は、信仰したCOPDの患者400名(対象試験群は別)です。

 

COPDを早期に見つけることに越したことはないことは、言うまでもないことです。簡単な呼吸試験で確かめられるそうです。見つかれば、吸入式の薬と、リハビリで肺の性能を改善できるのですから。

Lung

| | コメント (0) | トラックバック (1)

自殺幇助の医師が刑期を終えて釈放される

Aha度:1.0

松岡利勝農水大臣が自殺したようです。覚悟の自殺なら仕方のないことでしょうが、身体極まっての自殺としたら賛成できません。

 

そんなニュースが流れる中、今日のニュースは「Kevorkian release nears after 8 years」というものです。写真のにこやかさと隣の装置の異様さにはびっくりですが、この医師が8年間の刑務所生活を終えて、61日保釈されるといものです。Kevorkian医師は、1998年自殺幇助(殺人)で逮捕され、有罪となり服役していました(刑期は1025年)。

 

Kevorkian医師は自分で致死薬を自分に投与できる装置を開発し、これを100人以上に使用させました。最終的には、ある人に自分で致死薬を処方して、その人の同意のもとビデオ撮影までしてTV局に流した事件が、殺人罪に問われました。

 

世界で安楽死を認めている主要国は、オランダです。米国ではオレゴン州だけが安楽死を認めています。オレゴン州では安楽死が1997年に合法化されましたが、それ以後、292人が医師に命を絶つ薬剤の投与を求めました。年平均30人ちょっと。昨年は46人がそうすることを求め、そのほとんどがガン患者でした。平均年齢74歳。

 

自殺幇助の方に焦点が当てられがちですが、オレゴン州の法律は、終末医療への関心を高めるうえで効果が大きかったそうです。Kevorkian医師はちょっとユニークすぎたのですが(言動を含めて)、終末医療は老齢化が進むうえでもっと注意を払うべき課題であることは間違いありません。

Kevorkian

| | コメント (0) | トラックバック (2)

糖尿病とTV視聴時間

Aha度:1.0

今日のニュースは、余り意外性はありません。「TV linked with poor diabetes control(テレビは糖尿病を抑えるのに良くない)」という研究結果がでた、というものです。ノルウェーの研究が「糖尿病の治療」という雑誌の6月号に掲載され、その内容が「1型の糖尿病の子供は一日に2時間までしかTVを見るべきではない」という小児科の常識を裏付けるものとなっています。

 

1型糖尿病は、全糖尿病の10%くらいですが、かつては若年性糖尿病と呼ばれ、子供に多く見られます。1型は肥満とは関係しておらず、ヒ臓がインスリンを作ることができない病気です。インスリンは血糖値を正常に保つのに必要です。1型の患者には薬が効かないので、インスリンを毎日摂取(注射)しなければなりません。

 

間食と過食が血糖値を上げる可能性が高い一方、身体的活動は血糖値を下げます。テレビを見ると間食するのは普通に見られます。

 

研究は平均年齢13才の子供538人を対象に行なわれました。ノルウェーでは、約25,000人が1型糖尿病で、米国は300万人、日本は70万人と言われています。子供達がTVを見る時間と血糖値の関連が調べられ、時間が増えるごとに血糖値が上がり、最高値は一日4時間以上見る子供で測定されました。

 

シカゴで糖尿病の子供達のためのバスケットボール・キャンプを立ち上げたMonica Joyceさんによると「研究結果は全く意外ではありません。キャンプに参加する子供達には、活発にすれば血糖値を制御できると教えているからです」。

 

研究結果が正しいならば、TVを消すことは、低コストの糖尿病治療法になるという訳です。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

遺伝子治療、盲目ねずみに使用

Aha度:1.0

今日のニュースは「Gene therapy used to cure mice blindness(遺伝子治療が盲目ねずみの治療に使用された)」というものです(火曜日に公表された論文から)。

 

これがどうしてニュースかというと、視覚にとって重要な錐体細胞をターゲットにした最初の遺伝子治療だからだそうです。フロリダ大学とメーン州のJackson研究所のチームは、錐体細胞をターゲットに無害とウイルスを、視覚異常を持つねずみに2ヶ月投与しました。その結果、21匹中19匹において効果が見られ、そのうち17匹は普通のねずみ並みの網膜反応を示したそうです。

 

つまり、錐体細胞をターゲットに治療ができることになると、いろいろな目の病気(例えば、加齢による黄斑部劣化、糖尿病による網膜症など)に応用ができる道が開かれるからです。昨日に続いて遺伝子治療の進歩の速さを知らせるニュースでした。

 

注:ウィキペディアによると、錐体細胞[すいたいさいぼう: cone cell]とは、視細胞の一種。名前はその形態から。網膜の中心部である黄斑に密に分布する。 錐細胞、円錐細胞などともいう。(波長)に対し敏感に反応するが、光量(波幅)に対し鈍感である。暗闇の中では錐体細胞の活動が鈍くなり桿体細胞に依存した視覚になるため、色がわからなくなる。

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

てんかんを手術で治す!

Aha度:1.0

昨日は聞いたこともなかった難病、先天性ビリルビン代謝異常症(クリグラー・ナジャール症候群)のことでしたが、今日は、難病は難病でも「てんかん」についての記事です(ワシントンAP)。脳外科の進歩は非常に目覚しい。

 

てんかんの治療に手術がという手段が確実に増えているそうです。てんかんと手術とくれば「ロボトミー」を連想するのは時代遅れですね。てんかん患者は米国で約300万人と言われています。薬で発作を抑えるのですが、薬が効かない場合、最後の手段は手術でした。「でした」と言うのは、現在ではてんかん治療に手術も有効で、成功例も増えているからです。てんかん手術の先端的センター(複数)での手術例のうち80 が発作から解放され、ほとんど合併症がないということです。

 

1990年代は1,500例ぐらいでしが、現在は35000/年の手術が行なわれています(てんかんセンターの全国協会を率いるミネソタ大学のRober Gumnit医師)。一方、10万から15万人が手術をすべき患者と考えられています。こうした人々は、薬を服用しているにも関らず、年に25回の発作を起こしてしまいます。

 

25回くらいと思ってはいけません。発作のために、車の運転はできないし、職業も限られてしまうのです。

 

手術は若いときの方が良いとされ、3歳未満の子供の手術例もあります。今月号の「小児科学」にはクリーブランドクリニックの研究例が掲載されています。2歳半のAlex君は、結節硬化症(てんかんを発症する)と診断されました。4種類の医薬品は効果がなく、一日数回の発作に見舞われました。そこで、手術が決断されたのですが、まず、Alex君の脳に電極を埋め込み、どこがてんかんの発火点かを探る脳マップを1週間掛けて作成し、その後発火点を削除する手術を行いました。

 

今のところ発作はなくなり、活発な性格が戻ってきつつあるとご両親は喜んでいます。

 

高齢の手術例は、47歳のJanetさんです。医師団は彼女に切除は左半身の麻痺につながる危険性があることを警告しましたが、Janetさんは手術を選択したのです。手術後やはり左足を動かすのに1ヶ月が必要でした。3ヶ月後、Janetさんは歩くのに杖を必要としていますが、発作がなくなって喜んでいます。「以前は毎日発作が来ると思って暮らしていました(一日の最高回数120回)。今は、来ないと分かって暮らしています」と言っています。

 

| | コメント (0) | トラックバック (1)

青い照明による難病治療

Aha度:1.0

今日の記事の表題は、「Blue light aids ill Mennonite children(青い照明が病気のメノナイトの子供を助ける」というもの。この長い記事の冒頭はまるで、医学ミステリ小説家Robin CookCrisisComaなどのベストセラー作家)の本のようです。

 

青い照明は、先天性ビリルビン代謝異常症(クリグラー・ナジャール症候群)の治療に使用されています。この記事によると、この難病は全世界で110症例、内米国で35が識別されているそうです。

 

赤血球の老廃物(ビリルビン)は通常肝臓で酵素により分解されますが、この病気ではビリルビン(毒性が強い)を分解する酵素がない。その場合ビリルビンは青い光線の波長を使って分解するしかなく、写真のような状態で治療を受けなければならないのだそうです。

 

ビリルビンを放置すると脳に沈着し、障害を起こし、死亡することも多いそうです。特徴は黄だんで皮膚の色が黄色になります。原因は、遺伝子異常で、治療法は今のところ肝臓移植を待つしかないのです(成功するとは限らない)。

 

希望は、遺伝子治療の進展速度でしょうか。

Bluelight

| | コメント (0) | トラックバック (1)

MRIによる脳研究

Aha度:1.0

昨日のエントリはDyslexia(ディスレクシア)についてでしたが、人の脳の機能はまだよくわかってはいません。今日は、その脳の研究についてのニュースです。本日、米国国立衛生研究所の一つのプロジェクトの成果が発表されました。

 

500人のスーパー健康な被験者の脳を定期的にMRI(磁気共鳴映像法)で調べて、脳の発達を知ろうというものです。この500人はスーパー健康な家族から選ばれて被験者となりました。年齢は新生児からティーンエージの子供達です。しかし、MRIを新生児や小さな子供に適用するのは、ちょっと難しい。彼らは動きますから、映像も影響を受けるわけです。

 

彼らは、MRIの他に一連の試験、IQテスト、言語能力テスト、記憶力テストなども受けました。分析結果は、これらを詳細に検討した後で出される予定なので、ここでは画期的な研究成果は公表されていません。ただ、こうした研究は世界で初めてということでは画期的なようです。

 

既存の研究結果と同様に、このプロジェクトも明らかにしましたが、人の脳は6歳から10歳までに急速に発達し、そこからは平坦になるそうです。衝動を制御する部分や倫理的な判断をする部分は20歳の前半で成熟するそうですから、大学生を出るまでは子供なのでしょうか。

 

12歳までに学習するための基礎部分は形成されるということ以外では、女の子達の方が、若干言語能力の発達が早く、男の子達は思春期までに追いつくそうです。また、数学への適性は性差がないようです。

 

MRIの映像と試験結果を合わせて分析することにより、昨日のディスレクシア、ハイパーディスクレシア、自閉症などの脳の発達に関連する問題の秘密が徐々に解き明かされることになるでしょう。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

ディスレクシア(失読症)

Aha度:1.0

Dyslexia(ディスレクシア)とは、失読症、難読症、識字障害、読字障害などと呼ばれる、発達障害の一種です。米国のベテラン俳優Henry Winklerは、ディスレクシアであると知られていますが、子供のころそれが原因でつらい思いをしたことから、そうした子供達を助けようと11冊目の本(Hank Zipzerという少年が主人公)を今月リリースしました。

 

ディスレクシアは不思議な症状です。知的能力及び一般的な学習能力の脳内プロセスに特に異常が無いにも拘らず、書かれた文字を読むことが出来ない、読めてもその意味がわからない(文字と意味両方ともそれぞれ単独には理解できていることに注意)、などの症状が起きるそうです。

 

脳の作りは非常にアバウトだそうで、その極端なデザインの一つなのでしょう。逆に、ディスグラフィアと呼ばれる症状は、意図した言葉を正確に文字に表すことができない(書字表出障害)なるものもあるそうです。さらに、ハイパーレクシアは、読み書きの能力が一般の子供より突出しており、低年齢で文字や数字や記号を覚えるそうです。これも、発達障害の一種だそうです。

 

ディスクレシアの有名人は、トム・クルーズ、シェール、アインシュタイン、ウォルト・ディズニー、マジック・ジョンソンなどがいるそうです。実に米国人の15%が何らかのディスレクシアを抱えていると言われ、表音文字(カナ)を使う日本人は単に表面化していないだけの場合もあるそうです。凡人で一安心というところですか。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

働くことを一番いやがるのは、フランス人ですって!

Aha度:1.0

昨日のエントリは「高血圧の国際比較」でしたが、本日は労働意欲の国際比較のレポートについてです。

 

このような統計に意味があるのかどうかはさておいて、FDSという調査会社が月曜日に公表した「What Workers Want, A Worldwide Study of Attitudes to Work and Work-Life Balance(労働者が望むもの、仕事と生活のバランスの世界的な意識調査)」の内容は、AFP電(ロンドン)によると次の通りです。

 

調査対象は23カ国、14,000人の働く人。一番働くのが嫌いなのは、何と、というかやっぱりというかフランス人。で、World’s Biggest Whiners!という地図が示されている訳です。では一番喜んで働くのは、アイルランド人だそうです。これに続くのがオランダとかタイ。23カ国のデータが出ていないので文章だけからの判断しかできませんが、気になる我が日本は、最もMoralが低いがそれほど不平を言わないと表現されています。Moralはやる気でしょうが、それがないのに不平を言わないとは、面従腹背ですか。余り当っていないような。しかも、Moralの低い方の2位がドイツとくれば、ますます、イメージから遠ざかることになります。

 

Whinersの上位に英国、米国が来ていて、こちらはフランス人と違って、恐らくやる気はあるけど自分に合った仕事がないという嘆き(whine)なのでしょう。

 

「フランスがトップだった。ニコラ サルコジ氏が大統領となり、経済はますます英米化すことになると、フランスの労働者のwhineはより一層強まることになりそう」だそうです。

Capt_sge

| | コメント (0) | トラックバック (0)

世界高血圧デー

Aha度:1.0

明後日の木曜日(517日)は「世界高血圧デー」だそうです。そこで、本日は「Blood pressure rising around the globe(血圧は地球全体で上がっている)」という記事(ワシントン、AP)から。

 

高血圧は「ちょっと流行遅れって感じで、はやらないけど」と、木曜日にワシントンで公表される報告書の共著者であるJ. Ostergren医師(スウェーデンのKarolinska大学)は、関心のなさを嘆いています。鳥インフルエンザだと大騒ぎをするマスコミも高血圧は食傷気味なのでしょう。

 

そこで簡単にまとめますと、高血圧の人は世界で10億人。2025年までには156千万人に増える。国別では成人の高血圧の割合で見て、米国3人に1人、中国、ガーナ、南アフリカ4人に1人、日本は約3000万人が高血圧と言われていますから、成人の3人に1人くらいでしょうか。成績が悪いのが欧州諸国です。英国、スウェーデン、イタリアが38%、スペイン45%、ドイツ55%だそうです。メキシコ、パラグアイ、ベネズエラのラテン諸国も40%だそうですが、こうしたラテン諸国では「高血圧を男の恥と考える風潮がある」そうです。いかにも血気盛んなラテン民族らしい?

 

世界高血圧デーに合わせて、「ウデをまくろう、ニッポン」なるキャンペーンが行われます。自分の血圧を見直す良い機会ですね。千葉ロッテのバレンタイ監督の「キャンペーン・メッセージ」は下のURLにあります。

http://www.ketsuatsu.com/special03/about.html

| | コメント (0) | トラックバック (1)

米国製薬が(驚くべき)司法取引!

Aha度:1.0

今日のニュースは、「OxyContin maker, execs plead guilty」というものです。OxyContinという鎮痛薬のメーカの重役達が司法取引をしたという内容です。

 

初めて聞くことが多くて勉強・勉強です。先ず、OxyContin(オキシコンチン)という薬。これは商品名で、そもそもの薬品名はoxycodone(オキシコドン、オピオイド系鎮痛薬)だそうです。これが効き目はすごいのですが、濫用の危険性が非常に高いの(つまり中毒になる)で使用には細心の注意が必要な薬です。メーカはパディユ社、日本ではあまり知られていないメーカです。

 

徐放性(徐々に効くように作られている)なので、そのまま服用すればそれほど問題はないのでしょうが、これを砕いて即効を求める人々がいるそうです。このオピオイド系鎮痛薬の中毒から脱出するためのプログラムもあるそうですから。

 

では、この薬のメーカはどんな犯罪を起こしたのかというと、1995年に私的な諮問機関(内科医の集団)が「濫用性の危険がある」と警告したにもかかわらず、メーカは拡販のためにこれを隠して販売を続けました。

 

その結果、1996年から2001年の間に、米国におけるオキシコドン関連の死者が5倍にも増えました。この間、オキシコンチンの処方は20倍にも増えています。いかに拡販に努力したかが分かる数字ですね。2002年には、この薬による死者は146名、その他318名の死にも関与したという数字を検察側が明らかにしています。

 

そこで罪を認めて罰金を払うことで訴追を免れるとい司法取引が成立したわけですが、パデュー社のHPにあるニュース・リリースによると「パデュー社は470百万ドル政府に支払い、その他のオキシコンチンに関連した責任問題を解決するために130百万ドル支払うことに合意した」とあります。このほか、130百万ドルの苦情対策にも合意しているので、総額は、730百万ドルとなります。単純に120円を掛けると870億円以上です。「何じゃそれは」という額ですね。

 

薬の使い方もそうですが、司法のやり方も米国式は、私達とは全然違うという驚きでした。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

アクアポリンとは?

Aha度:1.0

昨日のNHK「ためしてガッテン」で登場したアクアポリン。鼓(つづみ)のような形をした青い色の模型を志の輔さんが持って説明していました。その驚くべき機能は、NHKの番組ホームページに詳しいのですが、一部を引用しますと次の通りです。なぜ、私達は脱水症に容易には掛からないかという問題提起のあと:

 

では、日中の大半が水分不足の状態なのに、なぜ何事もなく生活できているのでしょうか? 実はそこで活躍しているのが、ノーベル賞受賞の最新研究で発見された「アクアポリン」だったのです。

 

「アクアポリン(水の穴、という意味)」が体内の「ある場所」に水の通り道を作ることで、飲んでいる水の量が少なくても、脱水症状にならずに済んでいました。その「ある場所」とは、血液中の水分を濾過して尿を作る腎臓です。

 

細胞はその表面が脂の膜で覆われており、通常は水がほとんど通り抜けられません。しかし、脱水状態になると、アクアポリンが移動してこの膜にはまりこみ、その穴を通じて尿の中からきれいな水だけが取り出されます。

 

非常にわかり易い説明です。ただ、もっと知りたくなるのは、皆に分かるようにと随分はしょった説明になっているからです。

 

ノーベル賞とは、Peter Agre博士のノーベル化学賞(2003年)を指していたのですね。また、アクアポリンがたんぱく質でできているのは容易に想像がつくのですが、なぜ、細胞内で移動する(動力は?)のかということは、さらに調べてみたいところでした。分かったらまたここでお知らせすることにします。

| | コメント (6) | トラックバック (0)

ワクチン法案に拒否権を行使せず

Aha度:1.0

今日のニュースは、テキサス州オースチン発のAP電「Perry won’t veto virus vaccinations bill」というもの。

 

テキサス州知事であるRick Perry氏(ブッシュ大統領と同じ共和党)が、ワクチン関連法案に拒否権を発動しないことを見出しに掲げています。

 

Perry氏は、2月に「ヒトパピローマウイルス(HPV)に対するワクチンを、20089月から12歳以下の女子に投与する」という知事命令を出しました。ところが議会はこれに反対して、知事命令を無効にする法案を提出、ワクチン問題が政治問題化して喧々諤々(けんけんがくがく)の議論がなされたのですが、結局、知事側が折れて拒否権を発動しないことに決定。このため、ワクチンの実施は少なくとも4年間は先送りされることとなりました。

 

知事側は議会を非難して「医療、人の命の問題を政治問題化した」と怒っていますが、一方、民主党議員のD. Bonnen氏は「165千人の11歳のテキサス少女達をメルク社の研究材料にする訳にはいかない」と反論しています。これは、HPVワクチンを市場にだしているのはメルク社だけだからです。

 

以上がニュースの要点ですが、この論争の元となっているHPV(ヒトパピローマウイルス)とは何でしょうか。これは子宮癌を引起すウイルスで以下のHPに詳しい解説があります。

http://www.jfshm.org/library/H150917/chap6.html

 

性生活が複雑化している現実(同時に活発化もしている)に対して、現実主義的に考えるとワクチンは有効なのでしょう。CDC(米国疾病対策予防センター)によると「約半数の人はHPVに感染している」そうです。CDCは少女が「性的にアクティブになる前に免疫を持つべきである」とワクチンを勧めています。子宮癌リスクを減らすためには必要なことなのでしょう。但し、感染即発症ではないのでそれほど心配はいらないのが救いでしょうか。心配な方は上のHPを熟読されたい(アクティブ過ぎるとリスクも増加するようです)。

 

このワクチン法案はテキサスでは通らない見通しですが、すでに20の州では導入済みだそうです。勿論、日本はまだです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

移植経験のある心臓の移植に成功!

Aha度:1.0

今日のびっくりニュース(ロスアンゼルス、AP電)は、「Man receives used heart in transplant」です。ユーズドハートって、中古の心臓?

 

カリフォルニア州在住の市役所職員のMike Iwuchukwuさん(45歳)は、珍しい心臓疾患で2002年から移植待ちの状態でした。この3月、移植用心臓が入手できたとの連絡を受けました。その心臓は、既に一回移植された心臓で、提供者は心臓疾患とは別の原因で亡くなり、その心臓が利用できることになったと言うのです。

 

Mikeさんは、昨年から病状が悪化していたので選択の余地はなかったようです。手術は313日、4時間に渡って行なわれ無事終了。今のところ問題はなく、Mikeさんは週一回検査に病院に通っているそうです。

 

普通、一度移植された心臓は、(1)拒絶反応のリスクが高い、(2)心臓の筋肉が弱っている可能性があるので手術に当る医師の注意が一層必要となる、などから行なわれることはほとんどないわけです。

 

Mikeさんの疾患は、心筋緻密化障害と言い、筋肉がスポンジ状になるので待ったなしでした。

 

心臓の側からすると、3回目のお勤めということになります。立派としか言いようがありません。ちなみに、心臓移植は「世界で30年に46千例。最近13年間では、4万人強が移植を受け、そのうち約8割は1年以上生存し、半数が約9年以上生存している」(循環器病情報サービス)そうです。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

予防接種、対処法

Aha度:1.0

最近のニュースで「はしか(麻しん)」に掛かる人が増えているそうです。しかも、子供だけではなく大人に流行っているそうなのでご用心なのですが、大人にはしかが流行る原因は、(1) 予防接種の普及で、はしかウィルスと出会うことが少なくなり、抗体を持つ人々が減っている。(2) はしかの予防接種の抗力が落ちてしまっている人々多い(多分高齢化で、というのも予防接種の抗力は10年くらいという説明もある)。

 

従って、大人でも予防接種を受ける人が増えているそうです。予防接種と言うと注射ですが、これが子供の場合一騒動となります。そこで今日のニュースは、「予防接種の不安にいかに対処するか」というものです(シカゴ、AP電)

 

予防接種の注射に際して、泣くだけならまだしも、わめき叫ぶ子供、スタッフが押さえつけなければならないほど動転してしまう子供。お医者さんを蹴っ飛ばす子、逃げ出す子など大騒ぎになることが少なくありません。

 

最新の研究(月曜日に公表された「Pediatrics(小児科)」)によると、「親が過度に申し訳なさそうにしたり、大丈夫だよと言い聞かせたりするよりも、注射は当たり前という態度を取るべき。冗談を言ったり、本を読んであげたり、大好きなおもちゃなどで気をそらす手段が良い」(コネチカット州子供医療センターの「鎮痛プログラム」の医師)。

 

2007年の計画によると、米国では6歳以下の子供に推奨しているワクチンは実に10もあるそうです(米国疾病対策センター)。

 

研究によると、「親が親身になり過ぎると、かえって子供は混乱してしまう。子供は、親が状況を制御できないと感じて(自分にとんでもないことが起ころうとしているのに)恐れの感情を抱く」そうです。毅然とした態度が良いことになります。

 

予防接種は「人生の苦難と同じで」必ずあるもの、従って、乗り切ったら、一度抱きしめてあげるだけにして、話題を変えるなどの方法が良いそうです。子供は親の動揺に非常に敏感だからですね。

 

| | コメント (0) | トラックバック (1)

心臓発作による死亡が激減 

Aha度:1.0

心臓発作で亡くなる人が劇的に減っているというニュースです。このほど公表された国際的な研究結果によると、約45000人の心臓病患者を対象にした研究(1999年から2005年)によって、病院で死亡した心臓発作の患者、心臓病を悪化させた患者が、対象の6年間でそれぞれ8.4% から4.6%へ、20%から11%へと急減したそうです。

 

この国際共同研究は、欧米諸国の患者を対象にしました(米国、アルゼンチン、豪州、オーストリア、ベルギー、ブラジル、カナダ、フランス、ドイツ、イタリア、ニュージーランド、ポーランド、スペイン、英国)。

 

研究のリーダであるKeith Fox医学博士(エジンバラ大学、心臓病学の教授)も「予想以上の結果だった」と驚いています。

 

こ の急激な改善の原因は恐らく、欧米における心臓医の主要団体におけるガイドラインが改訂されたのが直接的な原因のようです。即ち、「病院に搬入された後直 ぐに次に挙げるような措置が取られること:アスピリンまたは強力な抗凝血薬、損傷した心臓の酸素ニーズを減らすβブロッカ、コレステロールを下げるスタチ ン、血管をリラックスさせるACE抑制剤、詰まった血管を開放する血管形成術」を、ガイドラインは求めています。

 

1999年と2005年を比較してみると、コレステロール薬投与については37%から85%へ、抗凝血薬については30%から78%へ、血管形成術については16%から53%へと上がっています。

 

早期に適切な治療が行なわれるので、再発率も4.8% から2%まで減少しました。こうした治療方法が好結果をもたらしているのですが、「まだ多くの患者が病院にたどり着くのが遅れるという悲劇が多い」(米国心臓協会、Sidney Smith医師)のも事実だそうです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

Arbor Day (米国版みどりの日?)

Aha度:1.0

一年で一番良い季節になりました。やはり5月が一番やる気になりますねと、書いてきて「5月病」という言葉を思い出しました。そうか、気分が下向きの人に「頑張れ!」は禁句なのですね。まあ、足元ばかりを見ないで上を向いていきましょう!

 

今日、4月の第4金曜日は、米国では「Arbor Day」という祝日で、木に敬意を払う日だということです。日本の緑の日(54日、いつの間にか429日から移動していた。429日は昭和の日)に相当するのでしょうか。

 

Arbor Dayは、J.S. Mortonという人により開始されました。彼は1854年にネブラスカ・テリトリに移住してきて、草原に木がないことに驚き、それを改善するために力を尽くしました。最初は410日をArbor Dayと決めたのですが、後に、Mortonの誕生日422日に移され、今では4月の第4金曜日としている州が多いそうです。

 

全米51州のうち、アラスカはArbor Dayを祝わないそうですが、これは納得。4月に「緑の日」はちょっとという感覚でしょう。一方、フロリダは1月に祝うそうです。これも納得。

 

Arborの語源は、ラテン語の「木」を意味するarborから来ているそうです。最後にMortonの「きめゼリフ」を、「Arbor Dayは他の祝日とは違う。他の祝日は過去の上に立案されているのだが、Arbor Dayは未来を提案しているのだ。」

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

記憶力アップ作戦!

Aha度:1.0
「しびれるくらいに面白い」という帯につられて「進化しすぎた脳」(池谷裕二著)という本を読んでいます。しびれてはいませんが、「なるほど!」を連発していることは事実です。その中で、人間の記憶のあいまいさを肯定的に述べているところが印象的でした。「鳥の記憶力の良さに最初は驚かされるが、写真で撮ったような正確な記憶はかえって未発達の記憶」だそうです。日頃、アバウトとよく言われる身からすると、「あいまいなのが人間らしい」という記述には、「その通り」と叫びたくなります。

とはいえ、正確な記憶力を持っている人々も多くいて、うらやましいと思うことがよくあるのも事実。なぜそんなによく覚えていられるのかと不思議だったのですが、一つのヒントとなる記事を発見しました。

ライブサイエンスというHPに昨日投稿された「Moving Your Eyes Improves Memory, Study Suggests(目を動かすと記憶力が改善されるという研究が出た)」というものです。

要約しますと、英国マンチェスター・メトロポリタン大学の心理学者が、目を左右に動かすことは記憶力をアップすることに注目し、新たな実験をしました。すでに、目を左右に動かしてから記憶力テストを実施すると、成績が上がるという研究は公表されていたそうです(米国トレド大学の学者による。この学者には、問合せが多数来ているそうです。受験がらみでしょうか。)

マンチェスターの学者は、学生を102名集めて3組に分けました。そして、15語からなる単語リストを20組、彼らに聞かせ、どれだけ覚えているかをテストしたわけです。単語を300個聞かせた後で、第一のグループは目の左右の運動を30秒させ、第二のグループは上下運動、第三のグループは何もしないという条件です。

成績を述べる前に、この試験は新しい観点を含んでいることを説明します。目の左右の運動は、左脳と右脳の連携を良くするので(仮説)、記憶力試験の成績は上がります。今回はそれに加えて、認識記憶力も試されました。単に聞いたものを覚えているという(思い出し記憶力)だけでなく、試験にはあるLure(おとり、わな)が仕掛けられたのです。

例えば、先ほどのリストのうちの一つは「糸、目、縫う、鋭い」などいかにも針を連想させる単語を並べておいて、針は入れないようにします。こうしておいて後で、「先ほど聞いた単語を選んでください」と質問するときに「針」を混ぜて尋ねるわけです。引っ掛かって「針」と聞いたと間違えることを「source monitoring error」と呼ぶそうです。聞いたはずだと思い込むのですね、人間は。

成績は、単純な方の思い出し試験で、第一のグループは他のグループよりも10%成績が良く、しかも、認識記憶力(引っ掛け)試験では15%も良かったそうです。

試験前に目を左右に30秒動かしてから、試験に臨めば成績アップにつながるかも知れませんよ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

エイズ新薬に強力な支持

Aha度:1.0

かねてからCCR5阻害薬として注目されていたファイザー社のマラヴィロック(製品名:セルセントリ)が、米国FDA(食品医薬品局)の諮問委員会において満場一致(120)で推薦されました(4月22日)。

 

この薬品は、ヒトの免疫不全を引起すウィルスが、白血球細胞に侵入するのに使用する入口をブロックします。

 

FDA諮問委員会は、「ファイザー社がさらに研究を進めて、他の薬品との相互作用や女性や少数民族の患者への影響を明らかにすること」を求めています。

 

FDAとファイザー社は、セルセントリがHIVウィルス(エイズを引起す)を検出可能なレベルまで下げる上でより効果があったとする研究結果を公表しました。

 

FDAの懸念は、HIV患者における感染リスクの増大、リンパ腫や肝臓の損傷があるのではないかということです。また、この薬品は、動物実験では心臓のリズムの変化をもたらしました。

 

ファイザー社によると、同社の研究では、心臓への際立った影響や、肝臓障害、ガン、感染などの事例は他のHIV薬品と比較して全く多くないとしています。

 

一番の心配は、こうした薬品がHIVの変種を促進するのではないか、ということです(AIDSの重症患者に良く見られる)。従って、そのような変種が起こらないかを監視する必要があります。

 

CCR5アンタゴニスト(拮抗薬)としては、初めて発売されるもので、その効果が期待されています。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

TVを消そう 運動週間!

Aha度:1.0

読書をせよ。クロスワードパズルをせよ。モノポリーを何時間も掛けて遊びなさい。野菜を植えよ。散歩をしなさい。お母さんやお父さんと話をしなさい。観光をしなさい。写真を整理してアルバムを作りなさい。長く掛かっている計画に今こそ取り組みなさい。-子供を動物園に連れて行きましょう。手紙を書きましょう。おいしい夕食を作りましょう。娘の宿題を見てあげてください。バスケットボールの試合でもしたらどうですか。ペンキ塗りをするところがあるでしょう。 米国では、423日から29日までを全国「TV-Turnoff」週間としています。

 

この運動は、「TV turnoff network」(以前はTV-Free America)という草の根組織の連合体が、子供や大人にテレビを見る時間を減らすようにと呼びかけるため、1994年に始めたものです。

 

2007年は、今週がその運動週間となっています。これまでに24百万人の人々がこの運動に参加し、2004年には7.6百万人が参加したそうです。

 

運動は広がりを見せており、カナダや英国、スペイン語圏(Asesores TV La Failia Internacional)も賛同しています。米国では、70以上の団体がネットワークに集い、例えば、American Heart AssociationAmerican Medical AssociationBig Brothers Big Sisters of AmericaYMCAなどが名前を連ねています。

 

アンチTV「ゲリラ」は、TV-B-Goneという装置を使用して、14メートル以内にあるTVを遠隔操作で消すとも言われています。パソコン一体型TV(筆者が使用している)が消されたら迷惑ですね。通信とTVが融合しつつある時代、こういう運動は別の意味を持ってくるような気がします。

Tv_turnoff_logo

| | コメント (0) | トラックバック (0)

東洋医学と西洋医学の融合

Aha度:1.0

西洋医学と東洋医学(漢方)との融合は「言うは易く、行なうは難し」というのが結論のようです(シンガポール、AP電)。

 

昨日(422日)、シンガポールで開かれたメディカル・フォーラム(Lancet Medical Journal後援)で、香港の中国大学教授であるT. Mok氏(腫瘍学)は、東洋医学と西洋医学の融合には、包括的な臨床研究と、患者が融合された方法を受け入れるための「教育」が必要であると述べました。

 

東洋医学が西洋で受け入れられるためには、科学的な証明が必要ですが、最近では幾つかの成功例も出ています。例えば、Artemisin(アルテミシン)。マラリアの特効薬としてWHO(世界保健機構)も全面的に推奨していますが、これはヨモギが原料で、中国では2000年以上も薬草として使用されてきたものです。アルテミシンはガンにも効果が期待されるところから臨床試験が行なわれています。

 

別の例では、米国とロシアで研究が進められているKanglaite。これは、ガンに効果ありとして研究されていますが、原料はCoixと呼ばれる草の種です。Coixは流通名ジュズダマと言われ、ハトムギもその一種。化学療法中の免疫システムを発現させるために使用されます。

 

反面、民間療法にはまだまだ改善すべき余地があります。伝統に頼りたい民衆は先ずいわゆる近所の「療法士」のところへ行き、不思議な混合薬を処方されます。効く場合もあれば手遅れとなる場合もあります。科学的な考え方を知ってもらう必要がありそうです。

 

例えば、2004年にMok氏が関わった研究では、乳がんの治療を受けた調査対象の女性の49%が伝統的な薬が効果ありと信じたそうです。また、別の研究では、伝統的薬の効果を見きわめようとして、プラシーボ効果対象群を設定しようとしたところ、50%の確率で本物の薬がもらえないのであれば、試験研究には参加しないと断ったそうです。

 

道はまだまだ遠いと言わざるを得ません。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

ポータブル外科手術ロボットの実験

Aha度:1.0

遠隔操作の搬送可能な手術ロボットが公開されたというニュースです。米国ワシントン大学(西海岸)の医師及び科学者は、来月、NASAの協力を得て、重力ゼロを模擬した海中でポータブル医療ロボットの外科手術テストを行なうそうです。

 

これまでには、手術ロボットは開発され、実際に使用されています(日本でも)が、今回のロボットは、小型軽量で、しかもエンジニアでなくても組み立てられるとことがすごいところのようです。普通の外科手術ロボットは、数百ポンドの重さですが、このロボットはわずかに50ポンド(約23kg)しかありません。

 

名前は、Raven(大カラス)で、フロリダ沖の海中にNASAが用意した実験室に待機します。これを、西海岸にあるワシントン大学の外科医が、普通のインターネットを通じて操作する実験です。血管に見立てたゴム管を縫う実験だそうですが、問題は、約1秒の遅れがどうなるかだ、そうです。

 

NASAとしては、将来、宇宙で宇宙飛行士が手術を必要とする場合に備えるという意義があります。その場合、重力ゼロがもたらすいろいろな条件(体液はどうなるとか、患者とロボットは固定しなければならないとか)をシミュレーションしたいのでしょう。NASAだけでなく、防衛局がそもそもこのプロジェクトの資金提供をしています。戦場で手術が必要な兵士ようにポータブル・ロボットと遠隔操作を開発することが目的です。

 

さて、大がらす君は来月上手く手術を成功させることができるのでしょうか。ロボット先進国日本としても大いに注目すべきプロジェクトです。

Robotsurgeon_goto

| | コメント (0) | トラックバック (0)

ホルモン治療と乳がんリスク

Aha度:1.0

昨日のエントリに引き続いて、本日も乳がん関連のニュース。AP電(アトランタ)によると、New England Journal of Medicineは、ホルモン補充治療(HRT

にネガティブな研究を公表した(木曜日)そうです。

 

HRTについては、更年期障害を乗り切るためとして、奨励されていますが、副作用が疑われ、疑問も投げかけられるという展開を見せています。

 

1990年代乳がんに掛かる割合が増え続け、10万人当たりの数字で、20011382002135になりました(米国)。一方、数年前からHRTの副作用問題がでて、ホルモン剤を摂取する人が数百万単位で減少しました。

 

そして乳がん数値が2003年に126に減少しました。HRT反対派は、ホルモン剤摂取の停止による効果だという一方、HRT推進派は、一時的な現象と述べていました。

 

ところが2004年にもこの126という数値が維持されたのです。従って、どうもホルモン剤の服用は乳がんリスクと関係があるという結論になりつつあるようです。この服作用仮説を支持する数値としては、50歳から69歳の婦人の腫瘍に掛かる割合も2004年に15%減少したことがあげられています。

 

また、英国での研究では、100万人の女性が研究対象となり、閉経後ホルモン剤を摂った女性は、全く摂らなかった女性に比較して20%以上子宮ガンに掛かったと分かりました(医学誌The Lance、ロンドン)。

 

更年期障害を緩和するためのホルモン剤は、他に方法がない場合に、できるだけ短い期間に限って服用するようにというアドバイスが有効だそうです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

肉食と乳がんリスク

Aha度:1.0

焼肉好きの美女に対する認識が変わるかも知れませんよ。

418日付ロイター(NY)は、「肉をたくさん食べる女性、特に赤身または加工肉製品を多く食べる女性は、乳がんに掛かり易いという研究結果が英国でだされた」と述べています。

 

この研究は、35歳から69歳までの英国人女性35,372人を調べたという大規模なもので、8年間の歳月を掛けた追跡調査です。結論は、肉食量が最大だった女性たちは肉を食べない女性たちに比べて、閉経前後で乳がんを発症するリスクが高かったというものでした。

 

赤身または加工肉製品と乳がんのリスクとの結びつきは、閉経後の方が高くなりました。また、一日当り2オンス以上(56グラム以上)赤身の肉を食べた女性は赤身の肉を食べない女性に比べて56%乳がんに掛かり確率が高かったそうです。

 

この肉食と乳がんとの関係は、閉経前の女性の方が弱いわけですが、それでも、肉食をしない女性に比べると、20%高いそうです。

 

この研究、リーズ大学のJanet Case教授とその同僚たちによるものは、British Journal of Cancer4月号に掲載されています。

 

さて、肉食と乳がんの結びつきの原因ですが、幾つかの可能性が指摘されています。その中で有力なものの一つは、飽和脂肪です。これが、腫瘍細胞の成長を促進するのではないかと考えられています。また、肉を焼いたとき生成される化合物、複素環アミンや多環式芳香族炭化水素(PAH)が原因とも言われています(後者の化合物は動物実験では腫瘍細胞の成長促進が確認されています)。

 

まあ、焼肉もほどほどが良いでしょう。米国AICRAmerican Institute for Cancer Research)は、「一日3オンス(84グラム)まで」を推奨しています。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

コンドロイチンのメタ分析

Aha度:1.0

私ごとです恐縮ですが、私はだだの英語好きです。ミステリー小説(Robert ParkerDick Francis, Patricia Cornwell, Robin Cookなど)を英語で読むのをたのしみにしてきました。しかし、子供達が意外にも医者の道を歩み始め(現在、3、4年生)たので、医学・健康関係のニュースをいろいろ読むようになりました。現在勉強中です(勉強することは嫌いではない)。

 

お医者さんも生涯勉強を続けるのは当然だろうと思っていたら、CMEContinuing medical education:医学生生涯教育)というページを見つけました。Internal Medicineとありますから内科医向けです。

 

そこの定期刊行物2007417日号にちょっとした記事を見つけました。レビュー記事で「Meta-analysis: Chondroitin for Osteoarthritis of Knee or Hip(メタ分析:膝または腰の変形性関節症のためのコンドロイチン)」です。メタ分析とは、「分析の分析を意味し,統計的分析のなされた複数の研究を収集し,いろいろな角度からそれらを統合したり比較したりする分析研究法である」と定義されています。

 

コンドロイチンが健康に良い(お肌や関節痛)と聞いていましたので興味がひかれたのです。コンドロイチンのわかり易い説明は次のHPがベストです。

コンドロイチンのおはなし:

http://www.chondroitin.jp/

 

メタ分析の背景説明には、「変形性関節症の患者について、コンドロイチンは痛みを非常に和らげる効果があるとされていた。しかし、最近の大規模な研究は効果の証拠を見つけられなかった」と書かれています。そこで、メタ分析を実施して効果を見きわめることとなったわけです。

 

研究データは、20のトライアル(3846人の患者)について収集されました。そのデータを統計的に処理した結論は意外なものでした。「大規模に実施された、方法論的に健全なトライアルの結果、コンドロイチンの症状改善効果は限定的かまったくない。コンドロイチンを臨床で使用するのは奨励されない」というものでした。エディタの注釈でも「コンドロイチンは、恐らく変形性関節症の患者の痛みを防ぐまたは緩和することはない」としています。

 

「えーっ、そんな」というのが感想です。コンドロイチンを主成分とする薬は米国で年間10億ドルも販売されているそうだからです。しかし、「患者の中にはコンドロイチンの効果を確信している人もいる。たとえそれがプラシーボ効果だとしても、また、コンドロイチンが代謝を高めるという迂回的な効果だとしても、副作用の危険性はほとんどないのだから、効果があると思っている人には飲み続けるように奨励してもよいだろう」とこのメタ分析を紹介している医師は述べています。

Annals of Internal MedicineHP:

http://www.annals.org/current.shtml

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

米国環境庁が子供向け製品の鉛規制強化に合意

Aha度:1.0

米国環境庁(EPA)はこのほど、120の輸入業者及び製造業者に手紙を送って、彼らの製品中に鉛が検出されるかどうか調べるように指示することに合意した-ワシントンAP電-そうです。

 

鉛は、「人体のすべての臓器や組織に存在し、健康な日本人は一人当たり78131mg保持している。一方、鉛は重金属として毒性が強く、神経障害を引起す。特に子供には危険である」という性質を持っています。

 

昨年、米国で靴のメーカであるReebok社が鉛誤飲事件(4歳の子供が死亡)を起こして、おまけのブレスレット30万個を回収する騒ぎがありました。特に、子供向けのおもちゃ(輸入品)が危険なようで、例えば、中国、インド、韓国などで製造されている安価な鋳造のペンダント、メダル、バッジ、ネックレスなどのアクセッサリには、高濃度の鉛を配合している場合があるそうです(ウィキペディア)。

 

日本では、鉛の毒性に関する問題が西洋諸国ほど指摘されないのは、高度な鉛技術を持っているためだそうです。電子部品業界では、はんだへの鉛の使用を止めることに熱心に取り組んでいます。

 

鉛の用途を調べてみると、古代ローマで「貴族たちが鉛製のコップでワインを飲むのを好んだため、鉛中毒による死者が続出したといわれる。ワインの酸化から生じる酢酸が、空気中の酸素による鉛の酸化を助け、そのとき生じる鉛イオンが味蕾を刺激し鋭い甘みを与えるからであった」とあります。毒は一面美味でもあるのですね。

 

そんな鉛ですが、加工のし易さから水道管に使われた歴史があり、引き込み管については交換費用が自己負担なので、交換が進んでいないそうです(約547万世帯、2005年)。そこで、鉛害と水道管と結びつけた「水道水バッシング」が行なわれることがあるというからすごいです。ミネラルウォータや浄水器などを売らんがためにする非難なのですが、それこそ冤罪ですよね。

 

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

日米で男児出生率が低下

Aha度:1.0

本日のニュースで目を引いたのは、「男児出生率が日米で低下」というものでした。ニュース・ソースは、ピッツバーグ大学、健康科学学部、2007410日です。

 

結論から述べますと、「男児出生率の低下傾向がはっきりした。しかし、その原因は不明である」という研究内容なので、概要を箇条書きにしてから、私なりのコメントを記述しますす。

 

 米国については、1970年から2002年まで、日本については1970年から1999年までが調査対象。

 起点が同じなので、「約30年で、米国は17人、日本は37人男児の出生率が減った」となっています。

 この17人と37人は1万人当たりの数字なので、分かり易く説明しますと、1970年で1万人のうち5122人が男児(女児:4879人)だったのが、2000年ごろには米国では5105人、日本では5085人に減ったと考えられます(5122人という数字を使ったのは、男女比が1.051.00としたため)。

 研究論文は、今週の「Environmental Health Perspectives(オンライン版)」に掲載されている。

 男児の死亡率が増えている。

 原因ははっきりしないが、環境要因がこの傾向の説明の一つとなっている。

 特定の溶剤、金属、殺虫剤を取扱う男性は、男児の親になる確率がそうでない男性より低い。

 

この他の要因として、親の年齢の高齢化もあると、研究リーダは述べていますが、どうも環境(公害)のせいにしたいような印象を受けました。環境は環境でも社会的な環境の方が大きいのではないのかというのが私の考えです。

 

例えば、中国では、男児出生率が極端に上がっているそうです。一人っ子政策のせいで、女児は将来自分の世話をしてくれないので、男児がこのまれるからだそうです。先ほど、性比を1.051.00としましたが、中国の場合、それが1.301.00まではね上がったというデータもあるそうで、今後「嫁が足りない」現象が起こるかも知れません。

 

おもしろいデータを見つけました:ワールド・ファクト・ブックからです。

性比について(数字は女1に対する男の数値):

出生時:1.06(世界)、1.05(日本)、1.05(米国)、1.08(韓国)

15歳以下:1.06(世界)、1.05(日本)、1.05(米国)、1.11(韓国)

15641.03(世界)、1.01(日本)、1.00(米国)、1.04(韓国)

65以上:0.79(世界)、0.73(日本)、0.72(米国)、0.68(韓国)

全人口:1.01(世界)、0.96(日本)、0.97(米国)、1.01(韓国)

 

日本と米国はほぼ同じです。韓国はまだ、男の子の誕生を喜ぶ風潮が日本より残っているのでしょうか。日本では、女の子の出生が喜ばれるようになりましたよね。「老後は娘と」の方が楽しいらしい。女性優位がますます強まっています。

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

糖尿病(タイプI)の新しい治療法(その2)

Aha度:1.0

昨日のエントリー「糖尿病(タイプI)の新しい治療方法」について、昨日はAP電でしたが、本日はロイター電が取り上げているので、このコラムも再び取り上げます。ABCニュースのVTR版もアップされているので、米国では結構インパクトのあるニュースなのでしょう。

 

この治療法のリーダであるBurt医師(シカゴノースウェスタン大学)は、「論争と興味・興奮を呼ぶだろう」と述べています。今のところそのように進んでいます。

 

この方法は、リスキーだと表現されています。というのも、抗がん剤を投与するときのように、一旦患者の免疫機構を止めるからです。Burt医師は「がん治療ほど厳しいものではない」と述べていますが、少なくとも3ヶ月患者は入院することになります。

 

昨日は、15人中13人に効果があったと書きましたが、正確には、最初の患者にはステロイドも投与したためうまくいかなかったそうで、その後の14人にはステロイドなしで治療が行なわれました。そのうち、1人には効果がみられなかったので、結局13人に効果ありという表現となったわけです。

 

タイプIの糖尿病は、若年性糖尿病とも呼ばれ、若者が掛かるものですが、これに対してタイプIIは、肥満、不適切な食事内容、運動不足などと関係したもので、インスリンの注射は必要のないタイプです。糖尿病患者は全米で約2千万人、このうち510%がタイプIだそうです。

 

コメントを求められた糖尿病研究所のSkyler医師(マイアミ大学)は、造血幹細胞だけでなく、他の免疫細胞による治療を研究している研究者も多いと言っています。例えば、樹状細胞、T細胞、ES細胞、骨髄細胞など。Skyler医師は「この分野の研究は、今後数年間で爆発的に盛んになるだろう」と予測しています。

 

自分の造血幹細胞を使用して、自分の免疫機構をリセットすることができる、とは人はますます機械のようになるのか、あるいはそれこそが神秘的なのか、論争だけは確実に高まることでしょう。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

糖尿病(タイプI)の新しい治療法

Aha度:1.0

今日の米国議会関係のニュースで、「ブッシュ大統領が再びES細胞利用に拒否権を行使」というのがありました。米国医学界は、ヒトのES細胞研究への財政支出制限を全廃するように求めていますが、ブッシュ大統領は「ヒトの命は受胎から始まる」として、全面的な制限撤廃を拒んでいます。ブッシュ大統領の支持層は、キリスト教保守派で、ヒトのES細胞の利用には否定的なのが背景にあります。

 

ES細胞は正確には胚性幹細胞ですが、幹細胞には造血幹細胞もあって、こちらは骨髄移植などで馴染みが深いかも知れません。この造血幹細胞を利用した糖尿病治療のニュースが昨日(410日)公表されました。

 

シカゴAP電によると、13人の糖尿病患者(タイプI)がインスリンの注射を止めることに成功したそうです。この治療方法は、自分自身の幹細胞を自分に移植する方法です。しかし、記事では「治療と呼ぶにはまだ早すぎる」と慎重な姿勢です。

 

やや長い記事なので、要点を箇条書きにします:

1. 被験者は15名。うち成功は13名。正常な生活に復帰。

2. 患者の年齢は14歳から31歳。

3. ブラジルのサンパウロ大学、骨髄センターで実施。

4. ブラジルが選ばれたのは、米国の医者はこの方法に興味を示さなかった。

5. 糖尿病(タイプI)は、全世界で12百万人から24百万人いると推定される(米国では100200万人)。タイプIは、子供や若者に発症することが多い。すい臓のインスリン製造細胞が不全となる。

6. 担当医師は、その他の自己免疫不全に、この自己幹細胞移植手順を使用したことがある。症例は170で、中にはlupus(ループス)やmultiple sclerosis(多発性硬化症)なども含まれる。

7. タイミングが大切な要素かも知れない。あまり待ちすぎると、人体が持つ自己治癒力が失われる可能性がある。

 

自分の幹細胞を使用するわけですから、拒絶反応のリスクは高くないでしょうが、15人のうち2人は不成功ですから、まだまだこれからの技術かもしれません。ただ、成功した13人は、一生注射と付き合わなければならないことから解放されたわけですから、非常にありがたかったことでしょう。

 

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

ようやくお分りですか?西洋人諸君!

Aha度:1.0

「太極拳が高齢者にとって適度な運動であることは既に知られている」とこの記事は書き始めています(AP、ロスアンゼルス、48日)。そんなこと常識と言わずに、西洋人は科学的に証明したがる人種なのでしょう。記事によると、「太極拳は、身体の健康やバランスだけでなく、帯状発疹(皮膚病)を防ぐ効果もある」としています。

 

帯状発疹とは、「神経の流れに沿って、帯状に赤い斑点や水ぶくれと痛みが生じる病気です。神経痛などの後遺症が残る可能性が大きいので、できるだけ早く治療を開始するようにしましょう。特に高齢者の場合は後遺症が残ることが多いので、早期治療が大切です」(元気家族というページ)にあります。水疱瘡(ほうそう)のウイルスが引起すもので、子供のころにかかったものが高齢になって発症するものです。

 

UCLA(カリフォルニア大学)の研究チームは、59歳から86歳までの112人を被験者として選びました(いずれも子供のころに水疱瘡に掛かったことがある人たちです)。この112人を半分ずつに分け、一方には太極拳を、もう一方には「健康教育」を施しました。健康教育では、良い食事習慣やストレス対処法が教えられたのです。太極拳も授業も1週3回、3ヶ月実施。

 

それから、両グループに水疱瘡のワクチンを投与して、帯状発疹への免疫性を調べるために血液検査を定期的に実施しました。6ヵ月後、太極拳グループは、健康教育グループに比べて、免疫性が2倍も良かったのです。同グループは太極拳前に比べて、免疫性が40%改善したそうです。

 

太極拳がなぜ免疫力を高めたか、そのメカニズムは分かっていないそうですが、太極拳のインストラクタであるHoward Chuckは、「結果は当然だと思う。太極拳は、単に筋肉の力だけでなく、精神力も大いに必要とするからね」と述べています。

 

「病気は気から」って常識ですと突っ込むより、「やっと分かったのかね」と余裕を持って迎えてあげましょう。気を長~~く、持つことも免疫力アップになりますから。

 

詳しい内容は、「the Journal of the American Geriatrics Society」の4月号に掲載されているそうです。

 

 

 

 

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

102歳でホールインワン!

Aha度:1.0

週末は、嵐山光三郎著「よろしく」を読みました。帯に「コロコロと死んでゆくのが人生だ」とあります。主な登場人物の紹介のページに12人が似顔絵と共に記載されていますが、そのうち半数の6人が亡くなりました。老齢化社会のいろいろな問題が描写されている本でした。80歳くらいまでは何とか尊厳を保って生きていけそうですが、そこから先は大変ですな、、、というのが率直な感想です。やれやれと思っていると、こんなニュースを見つけて、Ahaというより、Niceと小さく叫びました。しかし、ホンマかいな?

 

AP電:米国カリフォルニア州のあるカントリークラブで、Elsie McLeanさん(102歳)は、第4ホール(100ヤード、パー3)で、ティーショットの後、ボールを失くしたと思いました。しかし、ボールを失くしたのではなく、カップにあったのです。正式なゴルフコースでのホールインワン最年長記録を達成したのでした。

 

グリーンが坂になっていたため、McLeanさんとパートナーたちはどこにボールが落ちたかは見えなかったのです。パートナーのElizabethKathyさんがカップの中にそれを見つけたとき、McLeanさんは「わーっすごい。まさか。まさか」と繰り返しました。

 

これはMcLeanさんにとって初めてのホールインワンでした。「みんなやっているのに、なんで私ができないの。もうちょっとということも一度あったのに」とMcLeanさんはTVインタビューで応えました。4月24日にはTVに出演するそうです。

 

McLeanさんは、101歳のとき、ドライバーショットで、101歳としての飛距離の最長到達記録も作ったことがある人でした。「歳のわりには、まだなかなか良いショットを打つのよ」と述べる可愛らしい人です。

 

「ころころ死ぬ」の世界からは、いきなり「明るい老後。しかもスーパーな老後」で、「信じられない」とまず思いましたが、インタビューVTRがあるのですよ。スイングの映像も。これを見れば納得することでしょう。「102歳」のイメージが払拭されますよ。

 

元の原稿(VTR)はここに:

http://news.yahoo.com/s/ap/20070408/ap_on_sp_go_ne/glf_ace_at102;_ylt=Al5fuLjG_j52KfHwnfVA4abMWM0F

| | コメント (0) | トラックバック (0)

地中海ダイエットと呼吸アレルギー

Aha度:1.0

地中海料理(地中海ダイエット)とは、「地中海沿岸地方のオリーブオイルなどを使った典型的な食事法で心臓疾患などの生活習慣病の予防効果がある食事法として提唱されている」と辞書にありますが、このほど研究者グループが「子供の呼吸アレルギーや喘息を減らす効果がある」ことを発見したそうです(45日、ロイター)。

 

英国ロイヤルブロムプトン病院と全国心臓・肺研究所のP. Cullinan医師グループは、クレタ島の690人の子供(718歳)を調査した。

 

その結果、新鮮な果物やナッツを最もよく食べる子供達は、マーガリンを最も多く食べる

子供達に比べて、呼吸アレルギーにかかりにくいことが分かったそうです。

 

調査対象の「子供達の80%は少なくとも2日に1回は果物を食べる(野菜は68%)。グレープ、オレンジ、りんご、生のトマトなどはクレタ島の主生産物である。こうした果物を食べることは、皮膚アレルギーには何ら影響はないが、鼻炎などの疾患にはかかりにくいという調査結果がでた」。

 

「ナッツの消費が多いと鼻炎が増え、マーガリンが増えると皮膚アレルギーと鼻炎の両方が増える」と報告書は書いている。「食事内容が、こうした統計的な差を説明する」ということです。「グレープがアレルギーを防ぐという研究は今まででていないが、グレープの皮に含まれる物質、特に抗酸化物が効いているのかもしれない」と結んでいます。

 

地中海と言えばオリーブオイルですが、オリーブオイルの威力もすごい。「オリーブオイルは古代ギリシャの時代から、下痢や風邪のとしても使われてきた。その高い健康効果に現代医学が注目したのは、1950-70年代に世界で実施された心疾患の発症率調査がきっかけ。米国や北欧に比べて、地中海沿岸諸国では心疾患の発症率が3分の1以下と少なかった」(オリーブオイルの実力というページから)。

 

オリーブオイルをお肌の乳液の代わりに使用したり、ハゲ予防にも効果があるなどと使ったりする人もいるようですが、捏造と言われる前に止めておきましょう。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

オックスフォード英語辞典の新語

Aha度:1.0

  「調査の仕事をするには辞書に投資することを惜しんではならない」とは常識であります。

  オックスフォード英語辞書(OED)がオンラインとなってから、図書館へ行く機会が減りました。OEDは最近、最新の新語リストを公表しました。予想通りに多くの新語は技術用語でした。

例えば、wikiがリストのトップに来ています。この語は、Wikipediaに由来しています。ウィキペディアは、ユーザによって作成されているインターネット最大の百科辞典です。ほんとに便利で、お世話になっています。その他の新語としては、infobahninformation + bahn)情報ハイウェイ(Bahnはドイツのアウトバーン:高速道路)、malware(破壊工作ソフトウエア)、undelete(削除したファイルを復活させる)、virtualize(仮想化技術の展開)などがリストにのっています。

  そういえば、昨日の「ためしてガッテン」は「メタボリックシンドローム」についてでした。この語はメタボリック(代謝の)シンドローム(症候群)から成っています。メタボリックは、メタボリズムの形容詞形です。メタボリズム(代謝)の意味は、「生きている細胞または器官の中で発生する化学的なプロセスで、生命を維持するのに必要ものである。ある物質は破壊されてエネルギーを供給し、ある物質群は合成されて生命に必要なものが作られるのが代謝作用である」となっています。

  ためしてガッテンは、「メタボリックシンドローム」を新「スリーサイズ」とまとめていました。つまり、高血圧、高血糖値、高中性脂肪の3つの高指標+ウェスト(男85cm、女90cm)がメタボリックシンドロームと診断されるには必要というわけです。

  興味深かったのは、その3高を予防するのがアディポネクチンという物質。この名前は、adipose(脂肪)とnectin(くっつける)から日本人研究者が作った新語ということです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

やはり適度な運動を!

Aha度:1.0

街でかなり必死な表情でウォーキングをしている人々を見かけても笑ったりしてはいけません。あるオーストラリアでの研究によると、運動をする老婦人の方が、加齢による節々の痛みから免れる可能性が高いということです。

但し、だからと言って「まなじりを決して取り組む必要はない」(「関節炎の研究&治療」誌)そうで、一週間に1時間15分程度でも十分効果があります。まあ、誰でも適度な運動は健康のために良いことは分かっているわけですが、特に中年婦人を対象にした調査が初めてだった(オーストラリアの8,700人の女性を3年間調査)ので、ある意味画期的な研究と言えます。

一週間に75分運動する70代の女性たちは、それほど運動をしない婦人たちよりも関節炎の症状が少なかったそうです。さらに、毎週2時間半以上の活発な運動をする女性たちは、その後の3年間痛みを感じる割合が少なかったと報告されています。

運動の効用は、(1)関節に直接好影響がある、(2)運動が体重減少をもたらし、それが関節に好影響を与える、(3)運動が痛みに耐える力(敏感ではなくなる)などが考えられます。ウォーキング、水泳、ヨガ、太極拳、若干のウェートトレーニングなどが推奨されています。女性の方が男性に比べて、加齢による関節炎にかかり易いのは運動習慣のせいかも知れません。

5人に一人の米国人が関節炎と診断されていて、75歳以上だとそれが2人に1人となるそうです。関節炎(arthritis)と一言で言っても、いろいろな種類があり、リューマチ、痛風なども関節が痛むものです。寝たきりにならないように、適度な運動をしましょう!

| | コメント (0) | トラックバック (0)

EMIとアップル、コピーガードなしで楽曲を販売へ

Aha度:1.0

昨日携帯電話ショップに立ち寄ったところ、カウンターの隣の席の中年婦人と店員の会話が耳に引っかかりました。「子供の請求書が毎月、45万円になっているんですよ」「でしたら、上限のあるプランになさった方が良いです」。機種変更か何かを相談している様子でした。私は「電話代に月45万円?しかも学生が」と驚いてしまいました。家に帰って検索すると、それほど珍しいことではないようです。パケット代が嵩む「パケ死」という言葉もあるそうです。しかし、よく読むと、電話代とはいわゆる電話代ではなくフル着歌をダウンロードするための通信費らしいのです。「そんなばかな。CDDVDが何枚も買えるではないか」と言うのは、青春期の異常さを忘れた発言でした。なんで青春の一時期、流行歌があんなに大切に思えるのでしょうか。性欲と同様にホルモンの関係なのでしょうか。科学的な分析はないようですが、、、。

 

そんなことを考えていたらこのニュース。EMI, Apple to sell DRM-free songs online (AP通信)EMIとアップルはプロテクトを掛けない曲を配信する」というものです。ビートルズのレーベルを持つEMIが、Apple社のiTunesストアを通じてコピープロテクションのない楽曲をオンラインで販売を開始するというのです(ただし、当面は、ビートルズは含まれない)。

 

iTuneの顧客はすぐにローリング・ストーンズ、ノラ・ジョーンズ、コールドプレーなどの楽曲をコピープロテクションなしで買えるようになります(価格は、99セントのプロテクトありより高品質なので1.29ドル、アップグレードは30セント)。

 

この問題は、コピープロテクションが音楽を楽しみたい人々にとっては、障害でしかない(いずれにしろ違法行為はおこり、デジタルデバイドを通じた経済格差を助長する)ことを示しています。

 

もっと簡単な方法で、携帯電話に楽曲を取り込めるようになれば、冒頭の親子のような悩みも解消されるのではないでしょうか。キャリアとしては、そこが利益の源だと言うかもしれませんが、長い目で見れば、消費者を大切にする考えのところが生き残ると思います。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

血液型を換える酵素

Aha度:1.0

「どの血液型の血液でも全てO型に変える新しい方法が発見された」というが本日飛び込んできました。このニュースは、科学のブレークスルー(飛躍的な前進)ですね。ご存知のように血液型はABABO型に分類され、輸血の際には血液型が合致していないと、輸血を受けた患者に障害が発生します。O型の血液はどの血液型の人にも輸血できるので、全てがO型に変えられるなら便利です。

この辺の事情が分かりにくいかもしれませんので、次に挙げるHPを見るとアニメで解説してくれています。英語のページですが、非常に分かり易いです。真ん中の赤い袋(輸血用)をクリックするとアニメーションが始まります。

http://www.zymequest.com/Index.html

ご覧になったら分かるように、O型の血液(赤血球)は何も回りについていない(ABABはそれぞれ何かがついている)。このついているものを酵素が切り離してしまうので、全てがO型(正確にはECOエンザイム・コンバーテッドO:酵素が変換したO型)になるというものです。

輸血時に患者の血液型が分からない場合、調べる手間も惜しい場合、O型の血液で対応するため、O型の需要は大きい。しかも、米国の場合、人口の45%がO型で、いわゆるインディアンもほとんどがO型だそうです。日本はA型優位ですが、米国ではO型の血液は非常に貴重なわけです。

この酵素による糖鎖(抗体)の切り離しの技術は1980年代から存在していたそうです。今回、コペンハーゲン大学(デンマーク)のグループが発見したのは、それより1000倍も効率のよい酵素だそうです。1980年代の酵素はコーヒー豆から発見されたものですが、今回は2500種類もの中から選ばれたそうです(何からかは書かれていない)。

最初にホームページを紹介したZYMEQUEST社は、ボストンのBeverlyというところにあります。このコラムでは、最近ボストンレッドソックスの松坂大輔(Fenway球場)、ボストン近郊のセーラム生まれのナサニエルホーソンを取り上げました。ボストンづいていますね。グーグルアースでそれら3箇所を見てみると、ほぼ一直線に並びました。科学を信仰する筆者は、単なる偶然であると思います。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

喫煙者とリスク

Aha度:1.0

加護亜依という可愛らしいタレントが喫煙問題でトラブルに陥っているそうです。私からすれば喫煙ぐらいでとおもうのですが、どことなく「意志の弱そうな」写真を見ると喫煙意外のリスクがあるのかと想像します。亜依という名前をワープロは一回で変換してはくれませんでした。しかたなく、亜細亜、依存と打ち込んだわけですが、依存(誰かに頼りたい性格なのかも知れませんね)。

 

ところで、喫煙問題からリスクという言葉を使いまいしたが、喫煙は確かにリスクなのです。「Smokers are dead weight at the office」という記事がLiveScienceのページに載っていました(329日付け)。Dead weightとは「重荷、困難なこと」という意味ですから、まあ喫煙者は「やっかいもの」とまで言ってよいのではないでしょうか。

 

というのも、記事によると「喫煙者は、オフィスでの成績が非喫煙者より劣る。病欠をより多く取る」という研究結果がでたそうです。

 

一つの研究によると、1996年から1997年に掛けて、米国海軍に5,000人以上の女性隊員を調査した結果、喫煙の成績が非喫煙者より劣ったとしています。つまり、喫煙者の方が除隊する可能性が高く、問題を起こして除籍される割合も高かったそうです。

 

喫煙はそれ自体が悪いとは断言できませんが、重要な「マーカー(目印)」となります。即ち、喫煙行動は「不適合」やリスクを取りたがる性格(安定を志向しない)など軍隊にはふさわしくない隠れた資質のマーカーだと言うのです。

 

また別の研究では、スウェーデンで1988年から1991年に掛けて、14,000人の労働者が調査されました。年齢は16歳から65歳まで、職業の範囲は非常に広いものでした。研究結果によると、喫煙者と非喫煙者では、病欠ではっきりとした差が現れ、前者は年間平均11日以上で取ったそうです。仕事内容など、その他の要素を考慮して、調整した結果でも、前者と後者の間では、8日の違いがあったそうです。

 

雇用する側から、喫煙者と非喫煙者を見ると、前者はリスクが大きいわけです。加護さんのように才能が豊かでも、マスコミに叩かれる(見つけられる)脇の甘さは雇用者からするととても大きなリスクということになります。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

Six Degreesとは?

Aha度:1.0

皆さんも毎日山ほどのジャンクメールをもらっていますよね。私の場合、米国のサイトに登録したことが数回あるので、バイアグラを始めいろいろと英文のジャンクメールも来ます。今日も沢山来ましたが、削除しそうになって「Oopsやばい」と思ったのが一件ありました。ジャンクっぽいし、そうでもなさそうだし「Nikole Kidman」の文字につられてつい読んでしまいました。

 

件名は「Kevin Bacon Invites You to Join Six Degrees」というものです。Kevin Baconは米国の俳優。1958年生まれ、1978年デビュー。青春映画のスターとして活躍していたが、近年は「インビジブル」や「ワイルド・シングス」などで悪役を演じているそうです。

 

メールに書いてあるリンクはクリックしないで、グーグルで「Six Degrees」を検索すると、いろいろ面白いことが分かりました。(1)ABCの金曜のドラマの題名、(2)六次の隔たりの理論、(3)このケビンの始めたSNS?チャリティです。どれも興味深い内容ですが、(2)(3)は関係が深い、(1)も関係があるのかも知れないが、ニューヨークを舞台にしたドラマで、ネットで視聴できそうでしたが、米国国内だけということでアウト。

 

(2)は、ウィキペディアによると「人は分の知り合いを6人以上介すと世界中の人々と間接的な知り合いになれる、という仮説である。スモール・ワールド現象ともいう。SNSに代表される幾つかのネットワークサービスはこの仮説が下地になっている」そうです。

 

SNSはここから来ていたのかとAhaですが、ケビンのホームページは、ざっと見たところ「善意のチャリティ」のようです。1月下旬に始めて、既に422,646ドル寄付があったと書いてあります。寄付と言っても、単純ではない。何かあなたが是非実現したいことがあるとする。例えば、「わが町にJリーグを(ちょっと本気)」とする。資金を求めて、自分のページを作る。説得できる内容なら、このSNSに集う人々から寄付が得られるというわけです。逆にこのCause(運動)は良いと思えるのを見つけられれば、それに寄付をしてもよい。寄付(善意の)の頼母子講?かな。法的にはどうなのでしょうか。米国だからOKなのか。そのうち、日本でも問題になると思います。

 

私はまだ寄付も、自分のページも作ってはいませんが、ちょっとウォッチして見ることにしました。続報を期待してください。

 

ケビンのページ:

http://www.sixdegrees.org/

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

サイヤングの誕生日

Aha度:1.0

平成の怪物「松坂大輔」は大リーグで活躍してくれるのでしょうか。あの甲子園での決勝戦(ノーヒットノーラン)を含む活躍は、今でも思い出す度に胸が熱くなります。その後、いろいろありましたが、いよいよ今年から大リーグ。野茂英雄、イチロー、松井秀喜のように成功してくれることを祈ります。

大リーグの怪物投手と言えば、サイヤングが歴史上一番有名です(現役時代は1891–1904。正直よくは知りませんが。サイヤング賞はそのシーズンでもっとも活躍した投手に贈られる賞です。本当の名前はDenton True Young140年前の今日生まれました。彼の速球は非常に力強いものがあったので、友人が「サイクロン(台風)」並みと呼んだところから、サイヤングというニックネームが生まれたそうです。野茂がトルネードですから、やはりそれ以上ですか。

Youngは今でも破られていない記録を持っています(若干の異論があるそうです)。最多勝利(511勝)、最多先発、最多イニングです。完全試合は1904年に記録し、ノーヒットノーランは3回(野茂は2回、これもすごい。特に、1996917日コロラド州クアーズ・フィールドでの対ロッキーズ戦で記録したものは、雨、寒さ、優勝争い、高地であることによる打球飛距離2割増し、強力打線相手、開始2時間遅れなど6重苦という条件だったそうです)。

Youngは、いい言葉も残しています。「君に必要なのは忍耐です。何でも直ぐにはできないのです。そうして、最高の数年が得られるわけですが、つまり、そこまで行くのに時間が必要なのですよ。」

松坂も練習は手を抜かないようです。まあ最初からサイヤング賞は無理かもしれませんが、無事に初年度を終えてください。ジャイロボール、楽しみです。

野茂と松坂の比較についてのコラムは:

http://www.plus-blog.sportsnavi.com/input/article/3

| | コメント (0) | トラックバック (0)

光の圧力が液体を動かす

Aha度:1.0

映画ダビンチコードは、原作の愉しさの半分も伝えていなかったように思います(特に読書人にとっては)。フィボナッチ数列や黄金比などは、映像向きではないのですね。ダビンチコードの原作者であるダン・ブラウンの小説「天使と悪魔」も映画化されるそうですが、こちらの「謎」も映像化が難しいでしょう。しかし、ローマ観光という観点では見ごたえがありそうです。行ったことはありませんが。

「天使と悪魔」の出だしは、物理学関連です(一番にがて)。スイスとフランスの国境にあるCERN(世界一の加速器のある)という研究所が最初の舞台。やがて、物質と反物質が登場して、、、。「天使と悪魔」だから、陰と陽が意識されているようです。この反物質は「あり得ない」と思ってはいけません、本気で考えている人々多いようです。微粒子の世界も限りないわけです。

ところで、「光の圧力が液体を動かすことができる」という記事をLiveScienceのページに見つけました。ある科学者のグループが、光を当てて極細い液体のジェット化に成功したというのです。レザービームを石鹸液に当てて、最終的に粒状になるジェット噴流を作り出しました。

当該科学者も不思議がっています。「液体はバラバラになると思っていたから、この現象は変わっている」(シカゴ大学の物理学者Wendy Zhang氏)。そのイメージは次のページに載っていますが、髪の毛の幅よりも細い液体の糸が作成されたのです。レーザー熱が液体を動かすことは知られていたそうですが、光自身が液体を押すという実験はこれが初めてということです。

http://www.livescience.com/technology/070327_laser_jet.html

この技術は非常に細い液体を制御できるので、バイオ医学やバイオ技術に応用できるのだそうです。常識が次々に覆されていきます。「天使と悪魔」の反物質も、それが実現すれば、エネルギー問題も一挙に解決するはずですが。

ダン・ブラウンのオフィシャルサイト:

http://www.danbrown.com/

| | コメント (0) | トラックバック (0)

ハーレークイン本・表紙モデルオーディション

Aha度:1.0

一冊も読んでいないので気が引けるのですが、ハーレークイン・ロマンス関連のニュースから。この書籍は、本屋で良く見かけるけど、結構売れているらしいです(昨年は、94カ国で131万冊の売上げ、米国女性の3人に一人が読んだ計算になる)。勿論、ウェッブサイトもあって、ハッピーエンドの恋愛小説Harlequin.co.jpです。

ロイターのニュースは、「ハーレークインブックスが『本物の男』を表紙用に探している」というものです(324日付け)。324日にトロント(カナダ)のキャスティング・ハウスには、表紙モデルのオーディションに200人もの普通の男達が列をなして、「自分は、プロのモデルよりも読者の心を掴める」ことを証明しようとしました。

選ぶ側のコメントは、「私達は普通のモデルではなく、女性達がもとめる偶像的な(iconic)男達をさがしています。セクシーで、繊細で、美しく、健康的な男達です」だそうです。

初めて「しろうと」の男達を起用しようとした訳は、読者(女性で、平均年齢42歳)は、きゃしゃで、若い表紙モデルでは、物語に登場する筋骨たくましい、成熟したヒーローのイメージに合わないので、がっかりするそうです。

オーディション合格者の一人C. Troccoli30歳、長身でがっしりしたタイプ)は、「私の理解している範囲では、ハーレクインの読者は、現実の関係から逃れたい女性でしょう。私はその願いをかなえてあげられる」と言っていますが。モデル料の時給250カナダドル(25,000円)は安いのか、高いのか、それとも名誉か。まあ、筆者には全く関係ありません。

ハーレークイン・ロマンスのサイト:

http://www.harlequin.co.jp/index.html

元のキジは:

http://news.yahoo.com/s/nm/20070324/od_uk_nm/oukoe_uk_harlequin_models;_ylt=AmwsmkHPq0rB8mqjLBdLtLIDW7oF

| | コメント (0) | トラックバック (0)

ロボットも夢を見るべき?

Aha度:1.0

ロボットも夢を見るのでしょうか。見るとすれば、何を見るのでしょうか。ある科学者は最近の論文「What do robots dream of」(Keck大学院の応用生命科学の教授、Dr. Adami)で、ロボットも人間と同様に「停止時間」から利益を得る可能性があると推論しています。

睡眠(夢を見ることを含めて)は、潜在意識が楽しむだけのものではないことは、近年の研究で分かってきています。睡眠は私達がその日に起こった出来事を理解するのを助けます。睡眠はまた、重要な記憶を脳に留めるメカニズムも持っています。さらに、技術を学ぶ上でも大切な役割を果たします。何かを練習した後、眠った人と眠らなかった人とを比較して、前者がより熟達していたという結果が出ています(休眠効果)。

Adami博士は、ロボットもある問題や障害を連続的に探求するのではなく、一旦別の状態にした方が、人間同様に成功率が上がるのではないかと考えています。「ある障害にぶつかったロボットは、寝ている間に、行動を思い返して、モデルを作成する。そのモデルをもって翌日障害に再挑戦するための戦略を立てるのではないか」と推論しています。

ロボット用ソフトウエア開発者は、状況のパラメータだけでなく、内面的なパラメータもロボットに与えます。すると、ロボットはいろいろな「夢のような」状況を探索して、解決方法を見つけ出すまで、パラメータを試すことができる、と言うのです。

その一例として、ヒトデ型ロボットが歩行を学ぶビデオがあります。

http://technovelgy.com/ct/Science-Fiction-News.asp?NewsNum=823

次は、サイエンス・フィクションからの引用です:

アイザック・アシモフの短編「Point of View」(1975年)

大型コンピュータのMultivacは、正しい答えが見つからずに苦しんでいました。父親は息子に向かって「Multivacが子供のようなものだとして、宿題を出して、何時間もやれと言うとする。Multivacだって疲れてイヤになって、わざと間違いを犯すかも知れないよ。だから、一日12時間は好きにさせてやるのさ。」

わがマシーンも、ときどきメインコネクタを抜いてやるとご機嫌が直ることがあります。メーカの人は「ときどき放電させることが必要なんですね」と説明していますが、案外、休んで、夢を見たいのかも知れないですね。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

中華料理の塩分とカロリー

Aha度:1.0

中華料理はおいしいですが、塩分・カロリーが気になるところ。その対処法は?

米国ワシントン発のニュースによると、典型的な中華料理店のメニューは、栄養面からは「ダメ・ダメ」一杯だそうです。例えば、ツォー将軍のチッキン(詳細は後述)は、平均的な大人が一日に必要とする量と比べて、塩分で40%、カロリーで50%も多く含んでいるということが分かりました。

ツォー将軍のチッキン一人前のカロリーが1,300、塩分3,200mg、飽和脂肪11グラムです。これにご飯200カロリーと、春巻き(200カロリーと4000mgの塩分)を加えると、恐ろしいことになりそうです。

でも、おいしいものはやめられないという人は、次に挙げる方法を試すべきだそうです:

       肉や麺類ではなく、野菜を中心にした料理を選ぶ。例えば、ブロッコリーとか、鞘豆など野菜を余分に頼む。

       ディープフライド(たっぷりの油で揚げた)肉、魚介類、豆腐は避ける。単に炒めたまたは蒸したものを注文する。

       ソースは控える。フォークまたは箸で食べると、ソースを控えられる。

       塩や醤油などを掛けない。

       全部を食べずに、人と分けたり、お持ち帰りにしたりする。

       白米の代わりに玄米にする。

などが防衛策として有効だそうです。

General Tso's chickenとは、「左宗裳鶏という中華料理で、直訳すると「ツォー将軍の鶏料理」。ツォー将軍は中国に実在した武勇で名高い人物(1800年代)。この料理は1970年代のニューヨークの中華料理店で、ツォー将軍の故郷・湖南省の郷土料理を元に発案された創作料理であるらしい」そうです。唐揚げあんかけ風(ただし、スパイシー)のようです。うまそう!

元のニュースは、

http://news.yahoo.com/s/ap/20070321/ap_on_he_me/diet_chinese_food;_ylt=AvropmVbDCSAinMMc4WZCCPMWM0F

ツォー将軍の唐揚げのパッケージ:

http://www.washingtonpost.com/ac2/wp-dyn/A59302-2002Apr16

| | コメント (0) | トラックバック (0)

アルツハイマー症の増加

Aha度:1.0

米国アルツハイマー協会が昨日公表したレポートは、憂鬱な内容でした。500万人以上の米国人がアルツハイマーに罹っており、5年前の推定に比べて10%の増加となっています。老齢化が進むともっと増えることが予想されているわけです。

米国の団塊の世代は2011年に65歳になります。すでに、65歳以上の老齢者の8人に一人は脳障害があり、85歳を超えると2人に一人になります。

科学者がアルツハイマー症状を遅らせる方法を見つけない限り、2030年には770万人が、2050年には1,600万人が罹ってしまうそうです。

皮肉にも、心臓病やガンその他の病気を克服しても「アルツハイマーに罹るために長生きさせているようだ」と協会の副理事長はなげいています。

さらに恐ろしいことに、65歳未満でも20から50万人の人々が、早期アルツハイマーまたはその他の認知症ではないかと、このレポートは推定しています。

問題は、老齢化以外の原因ですが、「No one knows what causes Alzheimer’s creeping brain degeneration.(何がアルツハイマー型の進行性脳退化を引起しているのか、誰も知らない)」と、恐ろしい状態です。

アルツハイマー症の進行を遅らせる薬が9つあって、臨床試験の最終段階にあるそうです。これらが成功すれば、数年発症を遅らせただけで、米国社会は数百万ドルのコストを削減できるとレポートは結論しています。

日本では、認知症患者130万人のうち、少なくとも30万人はアルツハイマー型と言われています。こんな記事もありました。「金大グループはこれまで、クルクミンなどの物質がアルツハイマー病の原因タンパクを分解する作用も確認している。山田教授は『いずれも食品中に含まれる天然物質なので副作用が少ないとみられ、臨床応用への壁が低い』と話し、新薬の開発だけでなく、カレー やワインの予防効果にも注目している」。また、緑茶に含まれるカテキンが神経細胞を修復したとの報告もあるそうです。適度な運動をして、和食中心の穏やかな生活をおくりましょう!。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

音楽演奏はあなたを賢くする

Aha度:1.0

今日はびっくりと言うよりは、「やっぱりそうであったか」という内容です。LiveScienceというサイトのニュース「Playing Music Makes You Smart(音楽演奏はあなたを賢くする)」から。

科学者は、「音楽演奏が脳の能力を高め、あらゆる種類の音を聞き取る能力を先鋭化させる」ということについて、具体的な証拠を掴んだそうです。

ノースウェスタン大学の神経科学者Nina Kraus氏は次のような実験をしました。20人の大人のボランティアを集めて、ビデオを選び、それを鑑賞してもらいました。例えば、Men in Blackとか。

彼らがそうした映画を見ている間、中国語の「mi」という音を聞き分けていてもらいました。中国語には、四声があり、同じ「mi」でも四種類の発音があります。(1)平らな音、(2)急に上がる音、(3)急に下がる音、(4)下がってから上がる音です。それぞれ違う意味になります(順に、目を細める、迷う、米、秘密)。

実験中、被験者の神経反応が記録されました。被験者の半分は、12歳以前に楽器を習い始め、少なくとも6年間は学習したグループ。残りの半分は、3年未満の経験しかないグループです。全員が英語を母国語としており、中国語は全く分からない人々でした。

被験者の注意は映画に向けられていたのですが、音楽的訓練を受けたグループの方が、はるかに中国語の「mi」の違いを聞き分けられたそうです。しかも、驚いたことに、反応が顕著だった脳の部分は、大脳皮質ではなく、呼吸や心拍を制御する脳幹部分(古い脳)であったということです。

「これらの結果は、脳幹が実際は適応性が高いことを示している」とKraus氏は「Nature Neuroscience」誌4月号で述べています。この結果は、それほど驚くべきことではないと思えます。例えば、陰山先生の音読の本が随分評判になっています。

読み書き計算が反復学習の基本。その繰り返しによって、思考や感情などをつかさどる前頭葉前野を刺激し、脳が活性化するという」ということらしいですが、音読はむしろ脳幹を活性化させて、生きる力を湧き上がらせているのかも知れませんね。

ライブサイエンスのURL:

http://www.livescience.com/

| | コメント (0) | トラックバック (0)

スーパー・トマト

Aha度:1.0

今日のアハは、米国の研究者がスーパー・トマトを作り出すことに成功したというニュースです(HealthDay News)。この遺伝子組み換えによるスーパー・トマトには、葉酸が沢山含まれているため、発展途上国における「出生時欠損率」「貧血」「その他の葉酸不足による問題」を解決できる可能性があるということです。

米国フロリダ大学の植物生物化学の教授であるA.D. Hanson氏のグループは、「National Academy of Sciences」に論文を発表しました。

葉酸とは、「ビタミンM、ビタミンB9、ブテロイルグルタミン酸とも呼ばれ、水溶性ビタミンに分類される生理活性物質である」(ウィキペディア)。「不足すると赤血球障害や悪性貧血などの症状を起こす」そうです。

妊娠や授乳による要求量の増加で欠乏症が起こるため、妊婦や妊娠を予定している婦人には葉酸を多く摂ることが勧められます。葉酸を多く含む食品は、レバー、緑黄色野菜、果物ですが、葉酸は調理や長期保存に弱いため、新鮮な生野菜が必要となるわけです。

Hanson氏のグループは、小さな成功の後で、シロイヌナズナという植物の遺伝子を利用することにより、葉酸の大幅な増加に成功しました。この方法で栽培された成熟したトマトは、通常より25倍も多い葉酸が含まれていたのです。Hanson氏は、「まだ実証実験段階です。トマトはモデルとして選んだだけであり、目標は、主食である米のような穀物です」と述べています。

シロイヌナズナは、ゲノム解読が終了した植物で、ゲノムサイズが小さいことと、一世代が約2ヶ月と短いこと、さらに、多数の種子がとれることなどから、モデル生物としてよく利用されているそうです。日本国内では、理化学研究所やかずさDNA研究所が変異株の収集・維持・配布を行なっています。

スーパー・トマトやスーパー・ライスが実際にスーパーに登場する日もそう遠くないかも知れないというニュースでした。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

スチーブン・キングの小説を漫画化

Aha度:1.0

スチーブン・キングと言えば、米国ミステリー・ホラーのベストセラー作家です。最近では、トムハンクス主演の映画「グリーンマイル」の原作者として知られています。

このほど、スチーブン・キングは漫画に挑戦することに決めました。彼の7作シリーズ「The Dark Tower」をコミックシリーズとして刊行するというのです。

この米国の超人気作家(日本の団塊世代と同じ1947年生まれ)は、彼のコミックシリーズについて次のように述べています:

「これはドナルドダックのようなもの以上に読者に読むことを求める。読み進むには、読み方を学ばなければならない。挑戦されていることになる。」

活字離れを活字に引き戻す「画期的な方法」となるのでしょうか。それとも、活字メディアの大御所の「絵」メディアとの新たなコラボレーションなのでしょうか。

但し、スチーブン・キングも認めているように、「万人を納得させることはできない」のです。ある日彼がフロリダの食料品店で買い物をしていると、老婦人が近づいてきて言ったそうです:

「私はあんたのことを知っているよ。恐ろしい本ばっかり書いている人だね。そんな本を読む人たちもいるんだろうけど、私は嫌いだね。なんで「グリーンマイル」のような素敵な本を書かないんだね。」

彼は、自分がその本を書いたと言ったそうですが、この100歳は超えているかのような老婦人は、「いや、あんたじゃないね」と取り合わなかった。彼は、「It made me doubt my own identity」とかなりへこんだようです。やれやれ。

ニュースの詳細は:

http://news.yahoo.com/s/ap/20070311/ap_en_ot/books_stephen_king;_ylt=AsWVnWlnCFx.o87SlcAlcS9xFb8C

| | コメント (0) | トラックバック (0)

1ドルコインに不良品

Aha度:1.0

新しい1ドルコインが発行されて1ヶ月が過ぎようとしていますが、とんでもない事件が勃発だそうです。

5万枚以上の不良コインが発行されてしまったといのです。しかも、ただの不良ではなく、ジョージ・ワシントンの肖像の代わりに右翼の論客で有名な女性Ann Coulterが刻まれていたというのですから驚き。驚きはそれにとどまらず、「In God We Trust(神の正しさを私達は信じる)」の文字の代わりに「In Ann We Trust」との刻印がされていたというのです。

造幣局は、この不良品の発行を認めました。「検査にどうして通ったのか?」の問いにたいして、「あごの形とか、喉仏がそっくりだったから」とは!そもそもは、造幣局職員のいたずらが原因だそうですが、犯人はどんな人なのでしょうか。

インターネットでは、この不良コインの値段が600ドルにも跳ね上がっているそうです。動機については、いろいろな憶測がとんでいますが、中でも、ランダムハウス社と財務省の陰謀説がちょっと?。最近、Coutler女史は「Godless: The Church of Liberalism(無神:自由主義の教会)」という本を出したのですが、その宣伝を狙ったものというのです。勿論、ランダムハウスはノーコメントです。

1ドルコインは、3ヶ月ごとに歴代大統領の肖像を使った新コインがでることになっています。即ち、今年はジョン・アダムズ、トーマス・ジェファソン、ジェームズ・マディスンの順に出てくるわけです。大統領と言えば、その妻はファーストレディと呼ばれます。彼女達は、金貨という形で栄誉を称えられるそうです。

案外犯人は、女性?ヒラリーが大統領になるのが待ちきれずに、先に発行してしまった。あるいは側面支援?謎はふかまるばかりです。

本物のコインは:

http://www.usmint.gov/mint_programs/$1coin/index.cfm?flash=yes

不良コインは:

http://www.unconfirmedsources.com/?itemid=2274

| | コメント (0) | トラックバック (0)

ねずみは自分の限界を知っているのか

Aha度:1.0

ねずみは自分の限界を知っているのでしょうか。

ねずみは、かなり賢いことは知られています。では、どのくらい賢いのでしょうか。メタ認識という哲学用語があります。自分が考えていることを考えるという意味です。イルカやチンパンジーのような優秀な頭脳を持った哺乳類は「メタ認識」があるようです。限界を知っていて、できないテストを要求してもやらないそうです。

最新の「Current Biology」という雑誌に、ねずみの「メタ認識」を確かめた論文が載っているそうです(サイエンス誌)。

http://sciencenow.sciencemag.org/cgi/content/full/2007/308/1

テストをだんだん難しくしていくと、ねずみは自分の限界を知って、無理なものを挑戦しなくなるというのです。メタ認識の研究者によると「この実験結果は重要です。ねずみの意識は考えていた以上にヒトの意識に近いのでしょう」と述べています。

そんなのいまさらと思われるかも知れませんが、科学は実証が大切だということではあります。しかし、このメタ認識はの問題は、常々考えていた仮説のようなものを思い起こさせます。

「大型映像装置(オーロラビジョンなど)は、人類にとって広い意味で一種のバイオフィードバック装置である」という考えです。今、目の前で起こったことを、画面で再確認する。すると、そんなにあせらなくても良いんだというリラックス感を持つのでは、という考えです。

ビデオカメラなんかもそうですが、「己を知る」のに重要ですよね。わしは、客観的にはこんな風なんだなんて、よく反省します。例えば、オーロラビジョンを多数、バグダッド市内に配置して、自分たちがやっていることを観て確認すれば、戦争なんてやってられないと思うのです(不可能な夢ですが)。

YouTubeもそうですね。凄いことや、恥ずべきこと(最近では、バレンシアとインテルの乱闘さわぎ)も眼で見ると印象が違います。ハイテクはもっともっとプラスの可能性があると思います。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

昼寝と心臓疾患

Aha度:1.0

米国の医学雑誌「Archives of Internal Medicine」の212号に「昼寝と心臓疾患」の記事が掲載されました。

ハーバード大学の公衆衛生部の教授が、ギリシアでの調査結果をまとめたものです。この論文によると、「昼寝をする人はしない人に比べて、心臓疾患による死亡リスクが37%低いことが判明した」そうです。

原文はここ(最初の150ワードだけ):

http://archinte.ama-assn.org/cgi/content/extract/160/5/711?maxtoshow=&HITS=10&hits=10&RESULTFORMAT=&fulltext=nap&searchid=1&FIRSTINDEX=0&resourcetype=HWCIT

この論文を元に、HealthDayという雑誌が昼寝ってよさそうという記事を書きました(2007212日)。

http://www.healthday.com/Article.asp?AID=601832

そこで、「昼寝 心臓疾患」をキーワードにGoogleで検索すると、54,800のヒットがあり、上記の論文や記事に言及している項目が多く見つかりました。

こうして「発掘あるある大事典」に取り上げられ、昼寝用枕や昼寝サロンが売り切れになるのですね。第一感で、昼寝は健康に良さそうですから。

しかし、論文には「働いていない男性では、昼寝効果はあまり認められなかった」とか「女性にも同じ効果があるかどうかは分からない」と書いてあるそうです。

確かにストレス解消にシエスタは効果がありそうですから、昼寝は結構です。情報に踊らされないように、この場合は、寝かされないようにしたいものです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

3月3日は、皆既月食!

Aha度:1.0

今日は桃の節句ですが、天文的には「皆既月食」だそうです。残念ながら、日本では皆既月食にはならず、欧州、アフリカ、中東で「月光が特別なもの」になります。日本では、明け方、九州、四国、中国地方で見られますが、皆既月食になる前に沈んでしまう部分月食です。今日の月齢は13.72、明日は満月です。

NASAによると、2007年の日食と月食はそれぞれ2回ずつだそうです。

33日:皆既月食

319日:部分日食

828日:皆既月食

911日:部分日食

ところで、1ヶ月くらい前のTVクイズ番組で、「月の自転周期は、次のうちから選べ」という問題がでました。一瞬、月は裏側を地球には見せないから、自転はしていないのではと思ってしまいましたが、選択肢には「0」はありませんでした。

そうですね、月の公転周期と自転周期は一致しているから、月は24時間周期の自転をしているわけです。月が本当に自転しているかを確かめるのは、月に行って、お風呂の水を抜いて、渦ができるかを調べてみれば良いそうですが(コリオリの力)、「うーん」ですね。物理は難しい。

国立天文台:ほしぞら情報

http://www.nao.ac.jp/hoshizora/topics.html

NASAのページ

http://sunearth.gsfc.nasa.gov/eclipse/OH/OH2007.html

| | コメント (0) | トラックバック (1)

ミツバチの集団自殺?

Aha度:1.0

産経新聞のこのニュース:

全米で謎のミツバチ集団失踪 過労で免疫力低下?

http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/world/41422/

「受粉をミツバチに頼っているアーモンドなどへの影響も懸念されている」そうですが、問題は原因。

同記事では、「疑われる原因については「過剰なノルマがハチに与えるストレス」「農薬の影響」「ハチの免疫系を破壊する疾病」などが挙げられているが、特定には至っていない」と、よく分からないのが実情のようです。

このミステリは、「American Beekeeping Federation」のHPによると、この集団失踪はCCDColony Collapse Disorder:コロニー崩壊障害)と言うそうです。組織を挙げて原因を究明しているのですが、未だに原因不明。

http://abfnet.org/news/honey-bee-die-off-alarms-beekeepers-crop-growers-researchers/

Fall Dwindle Disease(秋に衰退する病気)と仮に名づけられています。

症状:

         大人のハチが突然消える。死骸もほとんどない。

         幼虫、花粉、ハチミツなどはある。

         他の虫などの攻撃の形跡はない。

         肝臓の損傷が確認されている。

         カビの兆候はある。

現状での仮説は次の通り:

         共通の項目は、カビの存在。

         日和見真菌の可能性

なぜ突然起こったのか:

         ストレスまたは免疫抑制

         その他の多くの可能性が示唆されている

となぞは深まるばかりです。

ただ、ミツバチだけに集団自殺的な様子なのが気になるところです。つまり、ミツバチは集団として一体化したまるで一つの意志のように見える機能を持っています。従って、感染したので死期を悟った?とも考えられます。もう少し情報が集まるのを待ちましょう。

日本では問題がないのでしょうか。全米で24州にも広まっているので、そのうち日本でも問題になるかも知れません。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

ゴア元副大統領とエネルギー節約

Aha度:1.0

株価がさえません。3日続落だそうです。「山高ければ谷深し」の格言通りだとすれば、もう少し下がってから、反発するのでしょう。

株価が上下する原因は、いろいろ言われていますが、よく分かりません。

人気ブログの「ぐっちーさんの金持ちまっしぐら」では、227日のエントリ「代替エネルギー」の結びの一文を引用します。

「広義の意味ではこういうのもインサイダーになるんですが(相場操縦の疑い)、アメリカではもはやこのくらいの事ではがたがた言わなくなっております。稼いだモン勝ち、ということです。」

この内容を要約すると、ゴア元副大統領が、地球温暖化対策を訴えるドキュメンタリ映画「不都合な真実」に出演しました。これはなかなか評判が良かった。それで代替エネルギー関連株が上がった。ゴア氏は、それですいぶん儲けたのではないか。という訳です。だから、広義では株式市場を自分の利益のために操作したのでは?と言えるとしています。

ちょっと無理がある論理展開ですが、ぐっちーさんの話は、ぐっちー節と言われるくらいですから、一種の芸ですね。面白がって聞いているのが正解です。 

ところが、228日付のCBS NEWSで「ゴア氏、豪邸の電力消費の言い訳をする」という記事が出ました。エネルギー節約の旗手に対して(アカデミー賞の長編ドキュメンタリ賞と主題歌賞を受賞)、言っていることとやっていることが違うじゃないか、偽善者!と噛み付いているグループがいて、ゴア氏側がこれに反論したという内容です。

「人々は、地球温度化は本物だというメッセージを好まないのでしょう。そういう場合、メッセージを発している人を攻撃するのが便利なのです」と述べています。

批判側は、「ゴア氏の家は、ドライブウェイ(車寄せ)にはガス灯があり、温水プールもある。電動式ゲートも」って言いますが、ちょっと難癖気味ですね。ホームレスが75万人もいるとの記事も出たので、もっと犠牲を!と言いたいのでしょう。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

タミフルの副作用について思う

Aha度:1.0

新型インフルエンザ用薬のタミフル。

異常行動という副作用を起こす可能性があるので、話題になっています。

リスク管理の観点からすると、「ゼロリスクはない」訳ですから、タミフルを使用した場合と使用しなかった場合の、危険度を科学的に判断した結果、服用という決定がなされたのですね。

しかし、副作用については、明確な数値がでていないのが実情で、服用する場合は、慎重な注意、観察が必要です。

ところで、タミフル(オセルタミビル)の原料は、中華料理によく使われる八角茴香(スターアニス)、和名トウシキミだそうです。このトウシキミに含まれるシキミ酸を原料にして合成を繰り返して製造するそうですが、シキミ酸の化学的な合成方法がないため、トウシキミが使われているのだそうです。

トウシキミのトウは(唐)を指すようですから、和製・シキミもあります。このシキミ(樒)は、Japanese anis-treeとも呼ばれ、トウシキミ(スターアニス)と似た香りを持つ同属ですが、別の植物です。香りと実の形が似ているので、同じような名前になっています。

シキミの方には、毒があります。医薬品情報というHPでは、

「果実が有毒なので悪シキ実、臭き実、重実などの説がある。葉や幹を燃やすと、死体の悪臭を消すほどの強い臭いを放つ。本州関東から沖縄、及び 朝鮮半島南部、中国の暖帯に分布。中華料理に使用される大茴香は同属のトウシキミ(Illicium verum)の果実で、トウシキミには有毒成分は含まれていないが、実の形や香りがシキミと似ている。日本から独逸に輸出したシキミの実が大茴香に混ぜられて食品として販売され、多数の独逸人が中毒を起こしたことがある。」

との解説がありました。

http://www.drugsinfo.jp/contents/data/sa/dasi9.html

シキミの 実は、「毒物及び劇物取締法で劇物に指定されている」そうです。

毒と薬、使いようによって結果が違うものになりますね。

リスク管理の前提はリスクコミュニケーションですから、良い情報に接して、慎重に判断することが大切です。

インフルエンザは、「老人や基礎疾患などで、体力(免疫力)が低下していなければ、自然治癒することが多い病気なので、インフルエンザに罹った人の総てが、オセルタミビル(タミフル)を服用する必要はない。むしろ、適切に使用しなければ、耐性ウイルスの問題が生じる。インフルエンザに罹った人の総てが、オセルタミビル(タミフル)を服用することは、医療コスト上からも、好ましくない」

という説明もありました。

http://hobab.fc2web.com/sub6-Tamiflu.htm

| | コメント (0) | トラックバック (0)

金利引き上げに思う

Aha度:1.0

日銀が公定歩合を0.25%引き上げたそうです。

日本経済の正常化へ一歩前進だと評価する人も多い(伊藤洋一氏)。

同氏は「古い経済を振り回すのはやめてほしい」と正常化を援護しています。

古い経済対新しい経済があるとすれば、この広告に関する記事も見逃せません。

「マスコミ四媒体広告費は減少!今年はモバイル広告が本格的なマーケットを形成か」

電通によると、新聞、雑誌、TV、ラジオの広告費、昨年は前年比減少だったそうです。一方、一方、インターネット広告費は29.3%と約3割も伸びている。まだ、絶対額が最大のTV18%しかないのですが、伸び率が大きい。

電通の今年の予測でも、新聞などは減少傾向ですが、インターネットは伸びる予想です。

伊藤洋一氏は、23日前のブログ「Day By Day」で

日経ビジネスの2月19日号の「進む消費者、追う統計」

を取り上げていました。

これも言ってみれば、古い経済(この場合は統計の取り方)の批判です。

経済統計が実態を反映していないのではないか、という指摘です。

「景気は良いというけどたいしたことないと」よく言われますが、見方を変えるとすごいのではないのでしょうか。日経ビジネスは「膨張する付可視消費」と案外景気は底堅いと言っているそうです。

実体と印象、客観的事実と主観的事実の対立として、問題を捉え直したほうが良いとおもいました。

広告に関する記事:

http://www.rbbtoday.com/news/20070221/38716.html

伊藤先生のブログ:

http://www.ycaster.com/diary/index.html

| | コメント (0) | トラックバック (0)

NYタイムスの記事、脳の「島」

Aha度:1.0

ニューヨークタイムスの200726日の記事からです。

「脳の小さな部分と、その深遠な影響:A small part of the brain, and its profound effects

 脳の奥深くに「島」(プルーンぐらいの大きさ)と呼ばれる部分があります。最近のニュースで、この島に障害を受けた人の中で喫煙を簡単に止めることができた人が若干いたそうです。「島」を微調整することで、喫煙や麻薬中毒の治療ができる可能性があるわけです。

 脳の働きがまだまだ謎だらけですが、「島」は人の感情の源泉ということが分かっています。欲望、不快感、誇り、屈辱、罪悪感、償いの気持ちなどもろもろの感情と関係しています。「島」が傷つくと、無関心に陥ったり、性欲を喪失したり、新鮮な食品が見分けられなくなります。

 それほど重要な部分ですが、長い間おろそかに扱われてきました。その理由は二つ。(1)解剖学的に脳の奥にあるので、調べにくかった。この問題は、fMRI(機能MRI)の開発などで解決されつつあります。(2)「島」は食欲と性欲にだけ関係する原始的な部分と間違って考えられ、科学者は他の部分に関心をしめしてきた、そうです。

 ヒトの「島」のすごい能力は、まだ起こっていないこと情報処理するさいに発揮されます。例えば、寒い日に外へ出かけるとします。冷たい外気に当たる前に、身体は血流を速めます。「島」が外気の冷たさを先取りして身体に教えるからです。

 「島」の重要性が分かって、いろいろな治療などに役立つ可能性が出てきました。ただし、取り扱いは注意です。音楽鑑賞能力、時間経過の感覚、同情心などが悪影響を受ける可能性があるからです。

 「島、insula – Aha!

| | コメント (0) | トラックバック (0)