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Arbor Day (米国版みどりの日?)

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一年で一番良い季節になりました。やはり5月が一番やる気になりますねと、書いてきて「5月病」という言葉を思い出しました。そうか、気分が下向きの人に「頑張れ!」は禁句なのですね。まあ、足元ばかりを見ないで上を向いていきましょう!

 

今日、4月の第4金曜日は、米国では「Arbor Day」という祝日で、木に敬意を払う日だということです。日本の緑の日(54日、いつの間にか429日から移動していた。429日は昭和の日)に相当するのでしょうか。

 

Arbor Dayは、J.S. Mortonという人により開始されました。彼は1854年にネブラスカ・テリトリに移住してきて、草原に木がないことに驚き、それを改善するために力を尽くしました。最初は410日をArbor Dayと決めたのですが、後に、Mortonの誕生日422日に移され、今では4月の第4金曜日としている州が多いそうです。

 

全米51州のうち、アラスカはArbor Dayを祝わないそうですが、これは納得。4月に「緑の日」はちょっとという感覚でしょう。一方、フロリダは1月に祝うそうです。これも納得。

 

Arborの語源は、ラテン語の「木」を意味するarborから来ているそうです。最後にMortonの「きめゼリフ」を、「Arbor Dayは他の祝日とは違う。他の祝日は過去の上に立案されているのだが、Arbor Dayは未来を提案しているのだ。」

 

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記憶力アップ作戦!

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「しびれるくらいに面白い」という帯につられて「進化しすぎた脳」(池谷裕二著)という本を読んでいます。しびれてはいませんが、「なるほど!」を連発していることは事実です。その中で、人間の記憶のあいまいさを肯定的に述べているところが印象的でした。「鳥の記憶力の良さに最初は驚かされるが、写真で撮ったような正確な記憶はかえって未発達の記憶」だそうです。日頃、アバウトとよく言われる身からすると、「あいまいなのが人間らしい」という記述には、「その通り」と叫びたくなります。

とはいえ、正確な記憶力を持っている人々も多くいて、うらやましいと思うことがよくあるのも事実。なぜそんなによく覚えていられるのかと不思議だったのですが、一つのヒントとなる記事を発見しました。

ライブサイエンスというHPに昨日投稿された「Moving Your Eyes Improves Memory, Study Suggests(目を動かすと記憶力が改善されるという研究が出た)」というものです。

要約しますと、英国マンチェスター・メトロポリタン大学の心理学者が、目を左右に動かすことは記憶力をアップすることに注目し、新たな実験をしました。すでに、目を左右に動かしてから記憶力テストを実施すると、成績が上がるという研究は公表されていたそうです(米国トレド大学の学者による。この学者には、問合せが多数来ているそうです。受験がらみでしょうか。)

マンチェスターの学者は、学生を102名集めて3組に分けました。そして、15語からなる単語リストを20組、彼らに聞かせ、どれだけ覚えているかをテストしたわけです。単語を300個聞かせた後で、第一のグループは目の左右の運動を30秒させ、第二のグループは上下運動、第三のグループは何もしないという条件です。

成績を述べる前に、この試験は新しい観点を含んでいることを説明します。目の左右の運動は、左脳と右脳の連携を良くするので(仮説)、記憶力試験の成績は上がります。今回はそれに加えて、認識記憶力も試されました。単に聞いたものを覚えているという(思い出し記憶力)だけでなく、試験にはあるLure(おとり、わな)が仕掛けられたのです。

例えば、先ほどのリストのうちの一つは「糸、目、縫う、鋭い」などいかにも針を連想させる単語を並べておいて、針は入れないようにします。こうしておいて後で、「先ほど聞いた単語を選んでください」と質問するときに「針」を混ぜて尋ねるわけです。引っ掛かって「針」と聞いたと間違えることを「source monitoring error」と呼ぶそうです。聞いたはずだと思い込むのですね、人間は。

成績は、単純な方の思い出し試験で、第一のグループは他のグループよりも10%成績が良く、しかも、認識記憶力(引っ掛け)試験では15%も良かったそうです。

試験前に目を左右に30秒動かしてから、試験に臨めば成績アップにつながるかも知れませんよ。

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エイズ新薬に強力な支持

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かねてからCCR5阻害薬として注目されていたファイザー社のマラヴィロック(製品名:セルセントリ)が、米国FDA(食品医薬品局)の諮問委員会において満場一致(120)で推薦されました(4月22日)。

 

この薬品は、ヒトの免疫不全を引起すウィルスが、白血球細胞に侵入するのに使用する入口をブロックします。

 

FDA諮問委員会は、「ファイザー社がさらに研究を進めて、他の薬品との相互作用や女性や少数民族の患者への影響を明らかにすること」を求めています。

 

FDAとファイザー社は、セルセントリがHIVウィルス(エイズを引起す)を検出可能なレベルまで下げる上でより効果があったとする研究結果を公表しました。

 

FDAの懸念は、HIV患者における感染リスクの増大、リンパ腫や肝臓の損傷があるのではないかということです。また、この薬品は、動物実験では心臓のリズムの変化をもたらしました。

 

ファイザー社によると、同社の研究では、心臓への際立った影響や、肝臓障害、ガン、感染などの事例は他のHIV薬品と比較して全く多くないとしています。

 

一番の心配は、こうした薬品がHIVの変種を促進するのではないか、ということです(AIDSの重症患者に良く見られる)。従って、そのような変種が起こらないかを監視する必要があります。

 

CCR5アンタゴニスト(拮抗薬)としては、初めて発売されるもので、その効果が期待されています。

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TVを消そう 運動週間!

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読書をせよ。クロスワードパズルをせよ。モノポリーを何時間も掛けて遊びなさい。野菜を植えよ。散歩をしなさい。お母さんやお父さんと話をしなさい。観光をしなさい。写真を整理してアルバムを作りなさい。長く掛かっている計画に今こそ取り組みなさい。-子供を動物園に連れて行きましょう。手紙を書きましょう。おいしい夕食を作りましょう。娘の宿題を見てあげてください。バスケットボールの試合でもしたらどうですか。ペンキ塗りをするところがあるでしょう。 米国では、423日から29日までを全国「TV-Turnoff」週間としています。

 

この運動は、「TV turnoff network」(以前はTV-Free America)という草の根組織の連合体が、子供や大人にテレビを見る時間を減らすようにと呼びかけるため、1994年に始めたものです。

 

2007年は、今週がその運動週間となっています。これまでに24百万人の人々がこの運動に参加し、2004年には7.6百万人が参加したそうです。

 

運動は広がりを見せており、カナダや英国、スペイン語圏(Asesores TV La Failia Internacional)も賛同しています。米国では、70以上の団体がネットワークに集い、例えば、American Heart AssociationAmerican Medical AssociationBig Brothers Big Sisters of AmericaYMCAなどが名前を連ねています。

 

アンチTV「ゲリラ」は、TV-B-Goneという装置を使用して、14メートル以内にあるTVを遠隔操作で消すとも言われています。パソコン一体型TV(筆者が使用している)が消されたら迷惑ですね。通信とTVが融合しつつある時代、こういう運動は別の意味を持ってくるような気がします。

Tv_turnoff_logo

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東洋医学と西洋医学の融合

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西洋医学と東洋医学(漢方)との融合は「言うは易く、行なうは難し」というのが結論のようです(シンガポール、AP電)。

 

昨日(422日)、シンガポールで開かれたメディカル・フォーラム(Lancet Medical Journal後援)で、香港の中国大学教授であるT. Mok氏(腫瘍学)は、東洋医学と西洋医学の融合には、包括的な臨床研究と、患者が融合された方法を受け入れるための「教育」が必要であると述べました。

 

東洋医学が西洋で受け入れられるためには、科学的な証明が必要ですが、最近では幾つかの成功例も出ています。例えば、Artemisin(アルテミシン)。マラリアの特効薬としてWHO(世界保健機構)も全面的に推奨していますが、これはヨモギが原料で、中国では2000年以上も薬草として使用されてきたものです。アルテミシンはガンにも効果が期待されるところから臨床試験が行なわれています。

 

別の例では、米国とロシアで研究が進められているKanglaite。これは、ガンに効果ありとして研究されていますが、原料はCoixと呼ばれる草の種です。Coixは流通名ジュズダマと言われ、ハトムギもその一種。化学療法中の免疫システムを発現させるために使用されます。

 

反面、民間療法にはまだまだ改善すべき余地があります。伝統に頼りたい民衆は先ずいわゆる近所の「療法士」のところへ行き、不思議な混合薬を処方されます。効く場合もあれば手遅れとなる場合もあります。科学的な考え方を知ってもらう必要がありそうです。

 

例えば、2004年にMok氏が関わった研究では、乳がんの治療を受けた調査対象の女性の49%が伝統的な薬が効果ありと信じたそうです。また、別の研究では、伝統的薬の効果を見きわめようとして、プラシーボ効果対象群を設定しようとしたところ、50%の確率で本物の薬がもらえないのであれば、試験研究には参加しないと断ったそうです。

 

道はまだまだ遠いと言わざるを得ません。

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ポータブル外科手術ロボットの実験

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遠隔操作の搬送可能な手術ロボットが公開されたというニュースです。米国ワシントン大学(西海岸)の医師及び科学者は、来月、NASAの協力を得て、重力ゼロを模擬した海中でポータブル医療ロボットの外科手術テストを行なうそうです。

 

これまでには、手術ロボットは開発され、実際に使用されています(日本でも)が、今回のロボットは、小型軽量で、しかもエンジニアでなくても組み立てられるとことがすごいところのようです。普通の外科手術ロボットは、数百ポンドの重さですが、このロボットはわずかに50ポンド(約23kg)しかありません。

 

名前は、Raven(大カラス)で、フロリダ沖の海中にNASAが用意した実験室に待機します。これを、西海岸にあるワシントン大学の外科医が、普通のインターネットを通じて操作する実験です。血管に見立てたゴム管を縫う実験だそうですが、問題は、約1秒の遅れがどうなるかだ、そうです。

 

NASAとしては、将来、宇宙で宇宙飛行士が手術を必要とする場合に備えるという意義があります。その場合、重力ゼロがもたらすいろいろな条件(体液はどうなるとか、患者とロボットは固定しなければならないとか)をシミュレーションしたいのでしょう。NASAだけでなく、防衛局がそもそもこのプロジェクトの資金提供をしています。戦場で手術が必要な兵士ようにポータブル・ロボットと遠隔操作を開発することが目的です。

 

さて、大がらす君は来月上手く手術を成功させることができるのでしょうか。ロボット先進国日本としても大いに注目すべきプロジェクトです。

Robotsurgeon_goto

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ホルモン治療と乳がんリスク

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昨日のエントリに引き続いて、本日も乳がん関連のニュース。AP電(アトランタ)によると、New England Journal of Medicineは、ホルモン補充治療(HRT

にネガティブな研究を公表した(木曜日)そうです。

 

HRTについては、更年期障害を乗り切るためとして、奨励されていますが、副作用が疑われ、疑問も投げかけられるという展開を見せています。

 

1990年代乳がんに掛かる割合が増え続け、10万人当たりの数字で、20011382002135になりました(米国)。一方、数年前からHRTの副作用問題がでて、ホルモン剤を摂取する人が数百万単位で減少しました。

 

そして乳がん数値が2003年に126に減少しました。HRT反対派は、ホルモン剤摂取の停止による効果だという一方、HRT推進派は、一時的な現象と述べていました。

 

ところが2004年にもこの126という数値が維持されたのです。従って、どうもホルモン剤の服用は乳がんリスクと関係があるという結論になりつつあるようです。この服作用仮説を支持する数値としては、50歳から69歳の婦人の腫瘍に掛かる割合も2004年に15%減少したことがあげられています。

 

また、英国での研究では、100万人の女性が研究対象となり、閉経後ホルモン剤を摂った女性は、全く摂らなかった女性に比較して20%以上子宮ガンに掛かったと分かりました(医学誌The Lance、ロンドン)。

 

更年期障害を緩和するためのホルモン剤は、他に方法がない場合に、できるだけ短い期間に限って服用するようにというアドバイスが有効だそうです。

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肉食と乳がんリスク

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焼肉好きの美女に対する認識が変わるかも知れませんよ。

418日付ロイター(NY)は、「肉をたくさん食べる女性、特に赤身または加工肉製品を多く食べる女性は、乳がんに掛かり易いという研究結果が英国でだされた」と述べています。

 

この研究は、35歳から69歳までの英国人女性35,372人を調べたという大規模なもので、8年間の歳月を掛けた追跡調査です。結論は、肉食量が最大だった女性たちは肉を食べない女性たちに比べて、閉経前後で乳がんを発症するリスクが高かったというものでした。

 

赤身または加工肉製品と乳がんのリスクとの結びつきは、閉経後の方が高くなりました。また、一日当り2オンス以上(56グラム以上)赤身の肉を食べた女性は赤身の肉を食べない女性に比べて56%乳がんに掛かり確率が高かったそうです。

 

この肉食と乳がんとの関係は、閉経前の女性の方が弱いわけですが、それでも、肉食をしない女性に比べると、20%高いそうです。

 

この研究、リーズ大学のJanet Case教授とその同僚たちによるものは、British Journal of Cancer4月号に掲載されています。

 

さて、肉食と乳がんの結びつきの原因ですが、幾つかの可能性が指摘されています。その中で有力なものの一つは、飽和脂肪です。これが、腫瘍細胞の成長を促進するのではないかと考えられています。また、肉を焼いたとき生成される化合物、複素環アミンや多環式芳香族炭化水素(PAH)が原因とも言われています(後者の化合物は動物実験では腫瘍細胞の成長促進が確認されています)。

 

まあ、焼肉もほどほどが良いでしょう。米国AICRAmerican Institute for Cancer Research)は、「一日3オンス(84グラム)まで」を推奨しています。

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コンドロイチンのメタ分析

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私ごとです恐縮ですが、私はだだの英語好きです。ミステリー小説(Robert ParkerDick Francis, Patricia Cornwell, Robin Cookなど)を英語で読むのをたのしみにしてきました。しかし、子供達が意外にも医者の道を歩み始め(現在、3、4年生)たので、医学・健康関係のニュースをいろいろ読むようになりました。現在勉強中です(勉強することは嫌いではない)。

 

お医者さんも生涯勉強を続けるのは当然だろうと思っていたら、CMEContinuing medical education:医学生生涯教育)というページを見つけました。Internal Medicineとありますから内科医向けです。

 

そこの定期刊行物2007417日号にちょっとした記事を見つけました。レビュー記事で「Meta-analysis: Chondroitin for Osteoarthritis of Knee or Hip(メタ分析:膝または腰の変形性関節症のためのコンドロイチン)」です。メタ分析とは、「分析の分析を意味し,統計的分析のなされた複数の研究を収集し,いろいろな角度からそれらを統合したり比較したりする分析研究法である」と定義されています。

 

コンドロイチンが健康に良い(お肌や関節痛)と聞いていましたので興味がひかれたのです。コンドロイチンのわかり易い説明は次のHPがベストです。

コンドロイチンのおはなし:

http://www.chondroitin.jp/

 

メタ分析の背景説明には、「変形性関節症の患者について、コンドロイチンは痛みを非常に和らげる効果があるとされていた。しかし、最近の大規模な研究は効果の証拠を見つけられなかった」と書かれています。そこで、メタ分析を実施して効果を見きわめることとなったわけです。

 

研究データは、20のトライアル(3846人の患者)について収集されました。そのデータを統計的に処理した結論は意外なものでした。「大規模に実施された、方法論的に健全なトライアルの結果、コンドロイチンの症状改善効果は限定的かまったくない。コンドロイチンを臨床で使用するのは奨励されない」というものでした。エディタの注釈でも「コンドロイチンは、恐らく変形性関節症の患者の痛みを防ぐまたは緩和することはない」としています。

 

「えーっ、そんな」というのが感想です。コンドロイチンを主成分とする薬は米国で年間10億ドルも販売されているそうだからです。しかし、「患者の中にはコンドロイチンの効果を確信している人もいる。たとえそれがプラシーボ効果だとしても、また、コンドロイチンが代謝を高めるという迂回的な効果だとしても、副作用の危険性はほとんどないのだから、効果があると思っている人には飲み続けるように奨励してもよいだろう」とこのメタ分析を紹介している医師は述べています。

Annals of Internal MedicineHP:

http://www.annals.org/current.shtml

 

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米国環境庁が子供向け製品の鉛規制強化に合意

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米国環境庁(EPA)はこのほど、120の輸入業者及び製造業者に手紙を送って、彼らの製品中に鉛が検出されるかどうか調べるように指示することに合意した-ワシントンAP電-そうです。

 

鉛は、「人体のすべての臓器や組織に存在し、健康な日本人は一人当たり78131mg保持している。一方、鉛は重金属として毒性が強く、神経障害を引起す。特に子供には危険である」という性質を持っています。

 

昨年、米国で靴のメーカであるReebok社が鉛誤飲事件(4歳の子供が死亡)を起こして、おまけのブレスレット30万個を回収する騒ぎがありました。特に、子供向けのおもちゃ(輸入品)が危険なようで、例えば、中国、インド、韓国などで製造されている安価な鋳造のペンダント、メダル、バッジ、ネックレスなどのアクセッサリには、高濃度の鉛を配合している場合があるそうです(ウィキペディア)。

 

日本では、鉛の毒性に関する問題が西洋諸国ほど指摘されないのは、高度な鉛技術を持っているためだそうです。電子部品業界では、はんだへの鉛の使用を止めることに熱心に取り組んでいます。

 

鉛の用途を調べてみると、古代ローマで「貴族たちが鉛製のコップでワインを飲むのを好んだため、鉛中毒による死者が続出したといわれる。ワインの酸化から生じる酢酸が、空気中の酸素による鉛の酸化を助け、そのとき生じる鉛イオンが味蕾を刺激し鋭い甘みを与えるからであった」とあります。毒は一面美味でもあるのですね。

 

そんな鉛ですが、加工のし易さから水道管に使われた歴史があり、引き込み管については交換費用が自己負担なので、交換が進んでいないそうです(約547万世帯、2005年)。そこで、鉛害と水道管と結びつけた「水道水バッシング」が行なわれることがあるというからすごいです。ミネラルウォータや浄水器などを売らんがためにする非難なのですが、それこそ冤罪ですよね。

 

 

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日米で男児出生率が低下

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本日のニュースで目を引いたのは、「男児出生率が日米で低下」というものでした。ニュース・ソースは、ピッツバーグ大学、健康科学学部、2007410日です。

 

結論から述べますと、「男児出生率の低下傾向がはっきりした。しかし、その原因は不明である」という研究内容なので、概要を箇条書きにしてから、私なりのコメントを記述しますす。

 

 米国については、1970年から2002年まで、日本については1970年から1999年までが調査対象。

 起点が同じなので、「約30年で、米国は17人、日本は37人男児の出生率が減った」となっています。

 この17人と37人は1万人当たりの数字なので、分かり易く説明しますと、1970年で1万人のうち5122人が男児(女児:4879人)だったのが、2000年ごろには米国では5105人、日本では5085人に減ったと考えられます(5122人という数字を使ったのは、男女比が1.051.00としたため)。

 研究論文は、今週の「Environmental Health Perspectives(オンライン版)」に掲載されている。

 男児の死亡率が増えている。

 原因ははっきりしないが、環境要因がこの傾向の説明の一つとなっている。

 特定の溶剤、金属、殺虫剤を取扱う男性は、男児の親になる確率がそうでない男性より低い。

 

この他の要因として、親の年齢の高齢化もあると、研究リーダは述べていますが、どうも環境(公害)のせいにしたいような印象を受けました。環境は環境でも社会的な環境の方が大きいのではないのかというのが私の考えです。

 

例えば、中国では、男児出生率が極端に上がっているそうです。一人っ子政策のせいで、女児は将来自分の世話をしてくれないので、男児がこのまれるからだそうです。先ほど、性比を1.051.00としましたが、中国の場合、それが1.301.00まではね上がったというデータもあるそうで、今後「嫁が足りない」現象が起こるかも知れません。

 

おもしろいデータを見つけました:ワールド・ファクト・ブックからです。

性比について(数字は女1に対する男の数値):

出生時:1.06(世界)、1.05(日本)、1.05(米国)、1.08(韓国)

15歳以下:1.06(世界)、1.05(日本)、1.05(米国)、1.11(韓国)

15641.03(世界)、1.01(日本)、1.00(米国)、1.04(韓国)

65以上:0.79(世界)、0.73(日本)、0.72(米国)、0.68(韓国)

全人口:1.01(世界)、0.96(日本)、0.97(米国)、1.01(韓国)

 

日本と米国はほぼ同じです。韓国はまだ、男の子の誕生を喜ぶ風潮が日本より残っているのでしょうか。日本では、女の子の出生が喜ばれるようになりましたよね。「老後は娘と」の方が楽しいらしい。女性優位がますます強まっています。

 

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糖尿病(タイプI)の新しい治療法(その2)

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昨日のエントリー「糖尿病(タイプI)の新しい治療方法」について、昨日はAP電でしたが、本日はロイター電が取り上げているので、このコラムも再び取り上げます。ABCニュースのVTR版もアップされているので、米国では結構インパクトのあるニュースなのでしょう。

 

この治療法のリーダであるBurt医師(シカゴノースウェスタン大学)は、「論争と興味・興奮を呼ぶだろう」と述べています。今のところそのように進んでいます。

 

この方法は、リスキーだと表現されています。というのも、抗がん剤を投与するときのように、一旦患者の免疫機構を止めるからです。Burt医師は「がん治療ほど厳しいものではない」と述べていますが、少なくとも3ヶ月患者は入院することになります。

 

昨日は、15人中13人に効果があったと書きましたが、正確には、最初の患者にはステロイドも投与したためうまくいかなかったそうで、その後の14人にはステロイドなしで治療が行なわれました。そのうち、1人には効果がみられなかったので、結局13人に効果ありという表現となったわけです。

 

タイプIの糖尿病は、若年性糖尿病とも呼ばれ、若者が掛かるものですが、これに対してタイプIIは、肥満、不適切な食事内容、運動不足などと関係したもので、インスリンの注射は必要のないタイプです。糖尿病患者は全米で約2千万人、このうち510%がタイプIだそうです。

 

コメントを求められた糖尿病研究所のSkyler医師(マイアミ大学)は、造血幹細胞だけでなく、他の免疫細胞による治療を研究している研究者も多いと言っています。例えば、樹状細胞、T細胞、ES細胞、骨髄細胞など。Skyler医師は「この分野の研究は、今後数年間で爆発的に盛んになるだろう」と予測しています。

 

自分の造血幹細胞を使用して、自分の免疫機構をリセットすることができる、とは人はますます機械のようになるのか、あるいはそれこそが神秘的なのか、論争だけは確実に高まることでしょう。

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糖尿病(タイプI)の新しい治療法

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今日の米国議会関係のニュースで、「ブッシュ大統領が再びES細胞利用に拒否権を行使」というのがありました。米国医学界は、ヒトのES細胞研究への財政支出制限を全廃するように求めていますが、ブッシュ大統領は「ヒトの命は受胎から始まる」として、全面的な制限撤廃を拒んでいます。ブッシュ大統領の支持層は、キリスト教保守派で、ヒトのES細胞の利用には否定的なのが背景にあります。

 

ES細胞は正確には胚性幹細胞ですが、幹細胞には造血幹細胞もあって、こちらは骨髄移植などで馴染みが深いかも知れません。この造血幹細胞を利用した糖尿病治療のニュースが昨日(410日)公表されました。

 

シカゴAP電によると、13人の糖尿病患者(タイプI)がインスリンの注射を止めることに成功したそうです。この治療方法は、自分自身の幹細胞を自分に移植する方法です。しかし、記事では「治療と呼ぶにはまだ早すぎる」と慎重な姿勢です。

 

やや長い記事なので、要点を箇条書きにします:

1. 被験者は15名。うち成功は13名。正常な生活に復帰。

2. 患者の年齢は14歳から31歳。

3. ブラジルのサンパウロ大学、骨髄センターで実施。

4. ブラジルが選ばれたのは、米国の医者はこの方法に興味を示さなかった。

5. 糖尿病(タイプI)は、全世界で12百万人から24百万人いると推定される(米国では100200万人)。タイプIは、子供や若者に発症することが多い。すい臓のインスリン製造細胞が不全となる。

6. 担当医師は、その他の自己免疫不全に、この自己幹細胞移植手順を使用したことがある。症例は170で、中にはlupus(ループス)やmultiple sclerosis(多発性硬化症)なども含まれる。

7. タイミングが大切な要素かも知れない。あまり待ちすぎると、人体が持つ自己治癒力が失われる可能性がある。

 

自分の幹細胞を使用するわけですから、拒絶反応のリスクは高くないでしょうが、15人のうち2人は不成功ですから、まだまだこれからの技術かもしれません。ただ、成功した13人は、一生注射と付き合わなければならないことから解放されたわけですから、非常にありがたかったことでしょう。

 

 

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ようやくお分りですか?西洋人諸君!

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「太極拳が高齢者にとって適度な運動であることは既に知られている」とこの記事は書き始めています(AP、ロスアンゼルス、48日)。そんなこと常識と言わずに、西洋人は科学的に証明したがる人種なのでしょう。記事によると、「太極拳は、身体の健康やバランスだけでなく、帯状発疹(皮膚病)を防ぐ効果もある」としています。

 

帯状発疹とは、「神経の流れに沿って、帯状に赤い斑点や水ぶくれと痛みが生じる病気です。神経痛などの後遺症が残る可能性が大きいので、できるだけ早く治療を開始するようにしましょう。特に高齢者の場合は後遺症が残ることが多いので、早期治療が大切です」(元気家族というページ)にあります。水疱瘡(ほうそう)のウイルスが引起すもので、子供のころにかかったものが高齢になって発症するものです。

 

UCLA(カリフォルニア大学)の研究チームは、59歳から86歳までの112人を被験者として選びました(いずれも子供のころに水疱瘡に掛かったことがある人たちです)。この112人を半分ずつに分け、一方には太極拳を、もう一方には「健康教育」を施しました。健康教育では、良い食事習慣やストレス対処法が教えられたのです。太極拳も授業も1週3回、3ヶ月実施。

 

それから、両グループに水疱瘡のワクチンを投与して、帯状発疹への免疫性を調べるために血液検査を定期的に実施しました。6ヵ月後、太極拳グループは、健康教育グループに比べて、免疫性が2倍も良かったのです。同グループは太極拳前に比べて、免疫性が40%改善したそうです。

 

太極拳がなぜ免疫力を高めたか、そのメカニズムは分かっていないそうですが、太極拳のインストラクタであるHoward Chuckは、「結果は当然だと思う。太極拳は、単に筋肉の力だけでなく、精神力も大いに必要とするからね」と述べています。

 

「病気は気から」って常識ですと突っ込むより、「やっと分かったのかね」と余裕を持って迎えてあげましょう。気を長~~く、持つことも免疫力アップになりますから。

 

詳しい内容は、「the Journal of the American Geriatrics Society」の4月号に掲載されているそうです。

 

 

 

 

 

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102歳でホールインワン!

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週末は、嵐山光三郎著「よろしく」を読みました。帯に「コロコロと死んでゆくのが人生だ」とあります。主な登場人物の紹介のページに12人が似顔絵と共に記載されていますが、そのうち半数の6人が亡くなりました。老齢化社会のいろいろな問題が描写されている本でした。80歳くらいまでは何とか尊厳を保って生きていけそうですが、そこから先は大変ですな、、、というのが率直な感想です。やれやれと思っていると、こんなニュースを見つけて、Ahaというより、Niceと小さく叫びました。しかし、ホンマかいな?

 

AP電:米国カリフォルニア州のあるカントリークラブで、Elsie McLeanさん(102歳)は、第4ホール(100ヤード、パー3)で、ティーショットの後、ボールを失くしたと思いました。しかし、ボールを失くしたのではなく、カップにあったのです。正式なゴルフコースでのホールインワン最年長記録を達成したのでした。

 

グリーンが坂になっていたため、McLeanさんとパートナーたちはどこにボールが落ちたかは見えなかったのです。パートナーのElizabethKathyさんがカップの中にそれを見つけたとき、McLeanさんは「わーっすごい。まさか。まさか」と繰り返しました。

 

これはMcLeanさんにとって初めてのホールインワンでした。「みんなやっているのに、なんで私ができないの。もうちょっとということも一度あったのに」とMcLeanさんはTVインタビューで応えました。4月24日にはTVに出演するそうです。

 

McLeanさんは、101歳のとき、ドライバーショットで、101歳としての飛距離の最長到達記録も作ったことがある人でした。「歳のわりには、まだなかなか良いショットを打つのよ」と述べる可愛らしい人です。

 

「ころころ死ぬ」の世界からは、いきなり「明るい老後。しかもスーパーな老後」で、「信じられない」とまず思いましたが、インタビューVTRがあるのですよ。スイングの映像も。これを見れば納得することでしょう。「102歳」のイメージが払拭されますよ。

 

元の原稿(VTR)はここに:

http://news.yahoo.com/s/ap/20070408/ap_on_sp_go_ne/glf_ace_at102;_ylt=Al5fuLjG_j52KfHwnfVA4abMWM0F

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地中海ダイエットと呼吸アレルギー

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地中海料理(地中海ダイエット)とは、「地中海沿岸地方のオリーブオイルなどを使った典型的な食事法で心臓疾患などの生活習慣病の予防効果がある食事法として提唱されている」と辞書にありますが、このほど研究者グループが「子供の呼吸アレルギーや喘息を減らす効果がある」ことを発見したそうです(45日、ロイター)。

 

英国ロイヤルブロムプトン病院と全国心臓・肺研究所のP. Cullinan医師グループは、クレタ島の690人の子供(718歳)を調査した。

 

その結果、新鮮な果物やナッツを最もよく食べる子供達は、マーガリンを最も多く食べる

子供達に比べて、呼吸アレルギーにかかりにくいことが分かったそうです。

 

調査対象の「子供達の80%は少なくとも2日に1回は果物を食べる(野菜は68%)。グレープ、オレンジ、りんご、生のトマトなどはクレタ島の主生産物である。こうした果物を食べることは、皮膚アレルギーには何ら影響はないが、鼻炎などの疾患にはかかりにくいという調査結果がでた」。

 

「ナッツの消費が多いと鼻炎が増え、マーガリンが増えると皮膚アレルギーと鼻炎の両方が増える」と報告書は書いている。「食事内容が、こうした統計的な差を説明する」ということです。「グレープがアレルギーを防ぐという研究は今まででていないが、グレープの皮に含まれる物質、特に抗酸化物が効いているのかもしれない」と結んでいます。

 

地中海と言えばオリーブオイルですが、オリーブオイルの威力もすごい。「オリーブオイルは古代ギリシャの時代から、下痢や風邪のとしても使われてきた。その高い健康効果に現代医学が注目したのは、1950-70年代に世界で実施された心疾患の発症率調査がきっかけ。米国や北欧に比べて、地中海沿岸諸国では心疾患の発症率が3分の1以下と少なかった」(オリーブオイルの実力というページから)。

 

オリーブオイルをお肌の乳液の代わりに使用したり、ハゲ予防にも効果があるなどと使ったりする人もいるようですが、捏造と言われる前に止めておきましょう。

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Dice-Kのデビュー!

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いやいや、ライブでは見ることはできなかったですが、ダイスケ君やってくれました。動作がきびきびして良かった。一塁線へのファールボールに対して一塁へダッシュする動きは鋭い印象でした。

MLBの公式ページも「Nothing ‘normal’ about Dice-K」(ダイスケは全く普通ではなかった)と松坂のコメント「普通にやれた」をもじって称えています。同ページの見出しは、「In the end, it was startling in its routine, impressive in its results」(言ってみれば、所作には驚きが、結果には見事さがあった)と詩的に始めています。「野球は筋書きのないドラマだと言われているが、ダイスケは例外だろう。普通でないことを普通にしてしまった」とまで述べています。

 

ダイスケのボールについて、主審のジェフ・ネルソンは、「変な動きをした。私には、ナックルのように見えた」と言っています。「明らかに、いろいろな動きをしたね。始めて見るタイプだ。どこに行くのか良く分からない。だから、ナックルピッチャーのようだと言いたいのだ。」

 

落ち着いていたというのが、やはり一番印象的ですね。ピンチになっても動じないところが誰の目にも明らかです。イチローや野茂もクールですが、ダイスケにはクール+明るさがある。にっこりすると可愛らしいく見えました。相手ピッチャーも良かったですね。5円玉をお守りにした好青年でした。投手戦だったのもダイスケには幸いしたのでしょうか。

 

MLBのコラムニストはダイスケの投手としての特質について、「彼は投手としての最も重要な資質を持っている。即ち、能力と頑固さ。これでトラブルから脱出できるのだ。例えば、6回、ホームランを打たれた後、同点のランナーを2塁に背負ったところで、ダイスケはこの日の最速球でAlex Gordonを三振に切って取った」と述べています。

 

次の当番予定が来週の水曜日、しかもマリナーズ戦ですよ。今、「イチローの流儀」という本を読んでいますが、二人の対決にはしびれる。

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オックスフォード英語辞典の新語

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  「調査の仕事をするには辞書に投資することを惜しんではならない」とは常識であります。

  オックスフォード英語辞書(OED)がオンラインとなってから、図書館へ行く機会が減りました。OEDは最近、最新の新語リストを公表しました。予想通りに多くの新語は技術用語でした。

例えば、wikiがリストのトップに来ています。この語は、Wikipediaに由来しています。ウィキペディアは、ユーザによって作成されているインターネット最大の百科辞典です。ほんとに便利で、お世話になっています。その他の新語としては、infobahninformation + bahn)情報ハイウェイ(Bahnはドイツのアウトバーン:高速道路)、malware(破壊工作ソフトウエア)、undelete(削除したファイルを復活させる)、virtualize(仮想化技術の展開)などがリストにのっています。

  そういえば、昨日の「ためしてガッテン」は「メタボリックシンドローム」についてでした。この語はメタボリック(代謝の)シンドローム(症候群)から成っています。メタボリックは、メタボリズムの形容詞形です。メタボリズム(代謝)の意味は、「生きている細胞または器官の中で発生する化学的なプロセスで、生命を維持するのに必要ものである。ある物質は破壊されてエネルギーを供給し、ある物質群は合成されて生命に必要なものが作られるのが代謝作用である」となっています。

  ためしてガッテンは、「メタボリックシンドローム」を新「スリーサイズ」とまとめていました。つまり、高血圧、高血糖値、高中性脂肪の3つの高指標+ウェスト(男85cm、女90cm)がメタボリックシンドロームと診断されるには必要というわけです。

  興味深かったのは、その3高を予防するのがアディポネクチンという物質。この名前は、adipose(脂肪)とnectin(くっつける)から日本人研究者が作った新語ということです。

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やはり適度な運動を!

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街でかなり必死な表情でウォーキングをしている人々を見かけても笑ったりしてはいけません。あるオーストラリアでの研究によると、運動をする老婦人の方が、加齢による節々の痛みから免れる可能性が高いということです。

但し、だからと言って「まなじりを決して取り組む必要はない」(「関節炎の研究&治療」誌)そうで、一週間に1時間15分程度でも十分効果があります。まあ、誰でも適度な運動は健康のために良いことは分かっているわけですが、特に中年婦人を対象にした調査が初めてだった(オーストラリアの8,700人の女性を3年間調査)ので、ある意味画期的な研究と言えます。

一週間に75分運動する70代の女性たちは、それほど運動をしない婦人たちよりも関節炎の症状が少なかったそうです。さらに、毎週2時間半以上の活発な運動をする女性たちは、その後の3年間痛みを感じる割合が少なかったと報告されています。

運動の効用は、(1)関節に直接好影響がある、(2)運動が体重減少をもたらし、それが関節に好影響を与える、(3)運動が痛みに耐える力(敏感ではなくなる)などが考えられます。ウォーキング、水泳、ヨガ、太極拳、若干のウェートトレーニングなどが推奨されています。女性の方が男性に比べて、加齢による関節炎にかかり易いのは運動習慣のせいかも知れません。

5人に一人の米国人が関節炎と診断されていて、75歳以上だとそれが2人に1人となるそうです。関節炎(arthritis)と一言で言っても、いろいろな種類があり、リューマチ、痛風なども関節が痛むものです。寝たきりにならないように、適度な運動をしましょう!

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EMIとアップル、コピーガードなしで楽曲を販売へ

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昨日携帯電話ショップに立ち寄ったところ、カウンターの隣の席の中年婦人と店員の会話が耳に引っかかりました。「子供の請求書が毎月、45万円になっているんですよ」「でしたら、上限のあるプランになさった方が良いです」。機種変更か何かを相談している様子でした。私は「電話代に月45万円?しかも学生が」と驚いてしまいました。家に帰って検索すると、それほど珍しいことではないようです。パケット代が嵩む「パケ死」という言葉もあるそうです。しかし、よく読むと、電話代とはいわゆる電話代ではなくフル着歌をダウンロードするための通信費らしいのです。「そんなばかな。CDDVDが何枚も買えるではないか」と言うのは、青春期の異常さを忘れた発言でした。なんで青春の一時期、流行歌があんなに大切に思えるのでしょうか。性欲と同様にホルモンの関係なのでしょうか。科学的な分析はないようですが、、、。

 

そんなことを考えていたらこのニュース。EMI, Apple to sell DRM-free songs online (AP通信)EMIとアップルはプロテクトを掛けない曲を配信する」というものです。ビートルズのレーベルを持つEMIが、Apple社のiTunesストアを通じてコピープロテクションのない楽曲をオンラインで販売を開始するというのです(ただし、当面は、ビートルズは含まれない)。

 

iTuneの顧客はすぐにローリング・ストーンズ、ノラ・ジョーンズ、コールドプレーなどの楽曲をコピープロテクションなしで買えるようになります(価格は、99セントのプロテクトありより高品質なので1.29ドル、アップグレードは30セント)。

 

この問題は、コピープロテクションが音楽を楽しみたい人々にとっては、障害でしかない(いずれにしろ違法行為はおこり、デジタルデバイドを通じた経済格差を助長する)ことを示しています。

 

もっと簡単な方法で、携帯電話に楽曲を取り込めるようになれば、冒頭の親子のような悩みも解消されるのではないでしょうか。キャリアとしては、そこが利益の源だと言うかもしれませんが、長い目で見れば、消費者を大切にする考えのところが生き残ると思います。

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血液型を換える酵素

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「どの血液型の血液でも全てO型に変える新しい方法が発見された」というが本日飛び込んできました。このニュースは、科学のブレークスルー(飛躍的な前進)ですね。ご存知のように血液型はABABO型に分類され、輸血の際には血液型が合致していないと、輸血を受けた患者に障害が発生します。O型の血液はどの血液型の人にも輸血できるので、全てがO型に変えられるなら便利です。

この辺の事情が分かりにくいかもしれませんので、次に挙げるHPを見るとアニメで解説してくれています。英語のページですが、非常に分かり易いです。真ん中の赤い袋(輸血用)をクリックするとアニメーションが始まります。

http://www.zymequest.com/Index.html

ご覧になったら分かるように、O型の血液(赤血球)は何も回りについていない(ABABはそれぞれ何かがついている)。このついているものを酵素が切り離してしまうので、全てがO型(正確にはECOエンザイム・コンバーテッドO:酵素が変換したO型)になるというものです。

輸血時に患者の血液型が分からない場合、調べる手間も惜しい場合、O型の血液で対応するため、O型の需要は大きい。しかも、米国の場合、人口の45%がO型で、いわゆるインディアンもほとんどがO型だそうです。日本はA型優位ですが、米国ではO型の血液は非常に貴重なわけです。

この酵素による糖鎖(抗体)の切り離しの技術は1980年代から存在していたそうです。今回、コペンハーゲン大学(デンマーク)のグループが発見したのは、それより1000倍も効率のよい酵素だそうです。1980年代の酵素はコーヒー豆から発見されたものですが、今回は2500種類もの中から選ばれたそうです(何からかは書かれていない)。

最初にホームページを紹介したZYMEQUEST社は、ボストンのBeverlyというところにあります。このコラムでは、最近ボストンレッドソックスの松坂大輔(Fenway球場)、ボストン近郊のセーラム生まれのナサニエルホーソンを取り上げました。ボストンづいていますね。グーグルアースでそれら3箇所を見てみると、ほぼ一直線に並びました。科学を信仰する筆者は、単なる偶然であると思います。

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