タミフルの副作用について思う
Aha度:1.0
新型インフルエンザ用薬のタミフル。
異常行動という副作用を起こす可能性があるので、話題になっています。
リスク管理の観点からすると、「ゼロリスクはない」訳ですから、タミフルを使用した場合と使用しなかった場合の、危険度を科学的に判断した結果、服用という決定がなされたのですね。
しかし、副作用については、明確な数値がでていないのが実情で、服用する場合は、慎重な注意、観察が必要です。
ところで、タミフル(オセルタミビル)の原料は、中華料理によく使われる八角茴香(スターアニス)、和名トウシキミだそうです。このトウシキミに含まれるシキミ酸を原料にして合成を繰り返して製造するそうですが、シキミ酸の化学的な合成方法がないため、トウシキミが使われているのだそうです。
トウシキミのトウは(唐)を指すようですから、和製・シキミもあります。このシキミ(樒)は、Japanese anis-treeとも呼ばれ、トウシキミ(スターアニス)と似た香りを持つ同属ですが、別の植物です。香りと実の形が似ているので、同じような名前になっています。
シキミの方には、毒があります。医薬品情報というHPでは、
「果実が有毒なので悪シキ実、臭き実、重実などの説がある。葉や幹を燃やすと、死体の悪臭を消すほどの強い臭いを放つ。本州関東から沖縄、及び 朝鮮半島南部、中国の暖帯に分布。中華料理に使用される大茴香は同属のトウシキミ(Illicium verum)の果実で、トウシキミには有毒成分は含まれていないが、実の形や香りがシキミと似ている。日本から独逸に輸出したシキミの実が大茴香に混ぜられて食品として販売され、多数の独逸人が中毒を起こしたことがある。」
との解説がありました。
http://www.drugsinfo.jp/contents/data/sa/dasi9.html
シキミの 実は、「毒物及び劇物取締法で劇物に指定されている」そうです。
毒と薬、使いようによって結果が違うものになりますね。
リスク管理の前提はリスクコミュニケーションですから、良い情報に接して、慎重に判断することが大切です。
インフルエンザは、「老人や基礎疾患などで、体力(免疫力)が低下していなければ、自然治癒することが多い病気なので、インフルエンザに罹った人の総てが、オセルタミビル(タミフル)を服用する必要はない。むしろ、適切に使用しなければ、耐性ウイルスの問題が生じる。インフルエンザに罹った人の総てが、オセルタミビル(タミフル)を服用することは、医療コスト上からも、好ましくない」
という説明もありました。
http://hobab.fc2web.com/sub6-Tamiflu.htm
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